GT300に参戦する『VELOREX』がマシンカラーを発表。Team LeMansはエントラント名を変更し、新たなシーズンへ準備を進める。

GT300に参戦する『VELOREX』がマシンカラーを発表。Team LeMansはエントラント名を変更し、新たなシーズンへ準備を進める。

Team LeMansは、スーパーGTのGT300クラス参戦5年目となる今シーズン、エントラント名を『VELOREX』(ヴェロレックス)に変更して戦うことを明らかにした。

VELOREXのブランド名称の由来は、イタリア語で速さを意味する「VELOCE」とラテン語で王を意味する「REX」を組み合わせたモノ。2024年に立ち上げたTeam LeMansの新ブランド名であり、2025年はエントラント名としても採用された。

なお、ドライバーは片山義章とロベルト・メリのペアを継続。車両も引き続き、フェラーリ296 GT3を使用する。昨年の第3戦では、3位を獲得し、フェラーリ296 GT3にスーパーGT最初の表彰台をもたらした。

UNI-ROBOおよびBLUEGRASSをメインパートナーとするチーム体制も変わっておらず、車両名は『UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3』。一方でマシンのカラーリングはよりクラシカルに。昨年はボンネットやルーフにホワイトのデザインがあしらわれていたが、今季のカラーリングは60年代から70年代を彩ったレーシングマシンからインスパイアを受けた。車両自体はフェラーリらしいレッドが多くなり、ホワイトのカナードやリヤウイングさらにアルミ風のサイドスカート、アシンメトリーな左右の大型ゼッケンを連想させるデカールなど、古き良き雰囲気を感じさせる。

もちろん、チームは新たなエンジニアを採用するなどシーズンオフに体制強化を進めており、勝利に対して技術的側面からのアプローチおよび検証を、より多角的に行ない安定的な勝利を求める体制を作ったという。

またチームは、レースフィールドにおいて”感性に響くカッコ良さ”も、モータースポーツシーンには欠かすことのできない要素だとして、マリンスポーツウエアなどを手がける「muta」とのコラボレーションによるチームウエアおよびレースアンバサダー衣裳を新たに採用。モータースポーツフィールドから新しいトレンドを発信していく。それに伴い、レースアンバサダーもVELOREXアンバサダーをはじめ増員。発信力と話題性のあるチームとして活動を行なっていくという。

片山はチームのリリースに、次のように意気込みを語った。

「昨年、一昨年とチーム全体のポテンシャルも向上し、常にポールポジションや表彰台を狙えるポジションに位置することは証明できたと思っています。フェラーリ296 GT3での戦い方も見えてきましたし、ロベルト選手とも4年目ということで、今年はお互い切磋琢磨しながら表彰台の頂点に立つことを目標に、シーズンを通じて常にトップグループで戦いたいと思っています」

また、チームメイトであるメリも初優勝、そしてランキング3位以内という結果を狙っていくと話した。

「新たなシーズンをVELOREXと共にスタートできることを楽しみにしている。昨年は初めてのフェラーリ296 GT3で多くの経験を積み、多くを学んだ。今年はミス無く全てを上手く纏められさえすれば、初優勝、そしてランキング3位以内は狙える。片山選手はいつも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるし、今年も彼と共に素晴らしい仕事ができると信じている」

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