2018年3月18日

平昌2018パラ(10日目):クロスカントリースキー

男女混合リレーで4位。「大健闘」で有終

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リレーを笑顔で終えた日本チーム

平昌パラリンピック大会最終日となる18日、1人2.5kmのコースを走り、4人でつなぐリレー2種目が行われ、日本は混合リレーに出場。男子10kmクラシカル金メダリストの新田佳浩(37=日立ソリューションズ)、出来島桃子(43=新発田市役所)、阿部友里香(22=日立ソリューションズ)、川除大輝(17=日立ソリューションズJrチーム)の4 選手が順につなぎ、25分48秒0で4位に入賞した。

金メダルはウクライナで24分31秒9、2位はカナダで25分21秒9、3位には25分25秒3でドイツが入った。日本チームは約23秒差でメダルを逃したが、過去最高の4位に、荒井秀樹監督は、「大健闘」と称えた。
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一斉にスタートする各国の第一走者

1走が前日の金メダル獲得で勢いに乗る新田がこの日も気持ちのこもった走り、1位ウクライナと17.5秒差の2位で、2走の出来島につなぐ。個人15kmフリーで7位入賞の出来島は大きなフォームで粘り強い滑りを見せ、終盤でベラルーシにかわされるも、さほど離されず3位で3走の阿部へ。

個人戦は悔しいレースがつづいた阿部も先輩二人の熱い走りに刺激を受けたのか、リズムよく走り、ベラルーシをぬき返し2位に順位を戻した。

アンカーの川除は個人戦では20kmフリーで9位など惜しいレースがつづいたが、リレーでは持ち前ののびやかな滑りで力走し、2位をキープ。終盤、カナダ、ドイツに逆転されるも最後まで諦めず、猛追してきたベラルーシからは逃げ切り、4位でゴールした。

出来島桃子(左)から阿部友里香(右)へのリレー

レース後、新田は、「昨日(10km)は最後にあげていく感じだったが、今日は前半からトップで走るつもりで飛ばしたので、10kmよりもめちゃくちゃ疲れた2.5kmだった。でも、想像していたより、いい順位でよかったし、選手は皆、自分の力以上の滑りを発揮してくれた」と満足そうな表情。

出来島も、「2番で受けて、40秒差と聞いたので、できるだけ縮められないよう必死に走った。最後に抜かれる形になったが、それほど離れず、3走につなげた」と手応えを口にした。

阿部は、「個人戦では入賞に届かず、ダメなレースが続いたので、最後のリレーではしっかり走りたいと思った。1走、2走から受けたバトンを、我慢して、我慢してアンカーにつなげてよかった」と安堵。

阿部からバトンを受けた川除は今大会がパラリンピック初出場。「先輩方がいい順位でつないできてくれたのでリラックスして走れた。順位は落としてしまったが、しっかり粘って自分の力を出し切れてよかった」と笑顔を見せた。

「4人のベストタイムを積み上げると、世界で6番か7番手。入賞をしっかり狙っていこう」と送り出したという荒井監督は、ベテランの新田と出来島が流れをつくり、若い阿部と川除がしっかりつないだチームワークに、「実際の走りの中でベテランが若手に教えていくことで、チームも強くなっていくのが証明されたリレーだった」と今大会最終種目を評価した。

【結果一覧】
4位 日本 25分48秒0

第1走者 新田 佳浩(LW8/37/日立ソリューションズ)
第2走者 出来島 桃子(LW6/43/新発田市役所)
第3走者 阿部 友里香(LW6/22/日立ソリューションズ)
第4走者 川除大輝 (LW5/7/17/富山県立雄山高等学校)

(文・星野恭子、写真・岡川武和)

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