久保建英、レアル戦で奮闘も評価割れる「脅威だった」「決定的な仕事はできず」

 レアル・マドリード戦で積極的なプレーを見せたレアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英だが、現地の評価は分かれる結果となった。

 コパ・デル・レイ(国王杯)準決勝ファーストレグが現地時間26日に行われ、レアル・ソシエダは本拠地『レアレ・アレーナ』にレアル・マドリードを迎えた。序盤から主導権を握ったホームチームだったが、19分にジュード・ベリンガムが起点となったカウンターからエンドリッキに先制点を献上。その後は相手GKアンドリー・ルニンの好セーブもあり得点を奪うことができず、0-1で痛恨の黒星を喫した。

 右サイドの攻撃的ポジションで先発出場した久保は、4分にブライス・メンデスとのワンツーでボックス内に侵入してフィニッシュに持ち込むと、49分にはゴール前のこぼれ球に素早く反応し右足でシュート。どちらもGKルニンにセーブされてしまったが、このほかにも精力的にチャンスに絡み、90分間に渡ってレアル・ソシエダの攻撃を牽引した。

 試合後、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』はレアル・マドリード戦の久保について「試合開始からわずか数分で、この日本人選手がサン・セバスティアンの攻撃をリードした。ドリブルとシュートでチームを活性化させ、チームで最初のチャンスを演出した。対峙したフラン・ガルシアにとっては止められない存在だった」と総評し、そのパフォーマンスを称賛した。

 一方、『エル・デスマルケ』では「おそらく最も努力した選手だが、最も効果がなく、時には個人主義的すぎるようにも見えた。ドリブルやクロスも結局は実を結ばなかった」と厳しい評価に。『ノティシアス・デ・ギプスコア』も「努力が実らなかった選手の一人。ランニングやシュート、クロスで違いを生み出すことができなかった」と総評している。

 なお、セカンドレグは4月1日にレアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で開催される。

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