チェルシー、攻守で主導権を握り4試合ぶり勝利! 菅原先発のサウサンプトンは守備難続く

 プレミアリーグ第27節が25日に行われ、チェルシーとサウサンプトンが対戦した。

 ここまで26試合を消化したリーグ戦で2勝3分21敗を記録し、勝ち点「9」の最下位に沈むサウサンプトン。今季よりプレミアリーグに復帰を果たした同クラブは開幕直後から苦戦を強いられており、昨年12月の指揮官交代以降も成績改善には至っていない。対するは現在公式戦3連敗中の7位チェルシー。イングランドを代表するビッグクラブとの一戦に、サウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢は先発出場を飾った。

 試合は24分にチェルシーがスコアを動かす。コール・パーマーが決定機を逃したものの、右サイドでコーナーキックを獲得。エンソ・フェルナンデスが右足でアウトスイングのクロスを入れると、ニアで合わせたトシン・アダラビオヨがヘディングでファーに逸らす。最後は体ごと飛び込んできたクリストファー・エンクンクが頭で押し込み、チェルシーが先制した。

 勢いに乗るホームチームは36分に追加点をマーク。ハーフライン付近でマルク・ククレジャがインターセプトし、前線に走り出したエンクンクへとスルーパスを送る。スピードダウンしながら味方の駆け上がりを待つと、自身の背後から左脇に回ってきたペドロ・ネトに配球。ワンタッチでニアを射抜いてネットを揺らした。

 さらに44分、エンクンクが背後からチャージを受けて転倒。チェルシーが敵陣内左寄りの位置でフリーキックを得る。ペドロ・ネトが左足で柔らかいクロスを入れると、タイミング良く飛び込んできたリーヴァイ・コルウィルがヘディング。大きな3点目を決め、チェルシーが大量リードを奪ってハーフタイムに突入した。

 78分にはチェルシーのロングカウンターが炸裂。自陣ペナルティエリアでのボール奪取から6人の選手が一斉に敵陣内へとスプリントする。マロ・ギュストがスピードに乗って右サイドを駆け上がり、時間を作りながら前方にスルーパス。タイリーク・ジョージが縦に仕掛けつつマイナスに折り返し、フリーで待ち受けていたククレジャがトラップから余裕を持って左足を振る。冷静に枠内へと飛ばしてダメ押し弾を記録した。

 結局、そのまま試合は4-0で終了。チェルシーが本拠地で大勝を収めた。なお、菅原は89分までプレーした。次節、チェルシーはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)を挟んで来月9日にホームでレスターと対戦。サウサンプトンはその前日にアウェイでリヴァプールと対戦する。

【スコア】
チェルシー 4-0 サウサンプトン

【得点者】
1-0 24分 クリストファー・エンクンク(チェルシー)
2-0 36分 ペドロ・ネト(チェルシー)
3-0 44分 レヴィ・コルウィル(チェルシー)
4-0 78分 マルク・ククレジャ(チェルシー)

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