KTMのテストライダーであるポル・エスパルガロは、2025年にペドロ・アコスタがドゥカティファクトリーチームのライダーとも争える力を備えてきていると語った。
昨年MotoGPクラスへとデビューしたアコスタ。ルーキーながらも、昨年は表彰台獲得にポールポジションも記録と既に大活躍を見せ、KTM陣営の主力となった。
今季アコスタはテック3からKTMのファクトリーチームへと昇格。2年目はさらなる飛躍が期待されている。
エスパルガロは2025年シーズンに向けて、アコスタが足りなかった経験も積み、今はトップ争いに必要な要素を全てそろえていると語った。
「彼は何も欠けていない」
アコスタがタイトルを争うために、欠けているものは何かと訊かれたエスパルガロはそう答えた。
「全てを備えていると思う。才能も、自負も、性格も、そしてチャンピオンへの野望もだ」
「ペドロは昨年、必要としている道具が欠けていても、前進していけるライダーだと言うことを示していた。多分唯一欠けていたものは忍耐だろうけど、それは時間が解決してくれるモノでもあった」
「彼は昨年を通じて、学習のプロセスを経験する必要があったんだ」
「ペドロは今、絶好調でスピードがあると思う。彼はマルク・マルケスやバニャイヤ、その他ドゥカティライダーと、少なくとも“話”を始められる道具を手にしている」
「序盤戦で他のファクトリーの真の姿を確認することになるだろうけど、特にヨーロッパ戦に入るヘレスが、各メーカーのバイクの本当のキャラクターが見えて来る時だろう。でも、才能やそのキャラクター、そしてバイクの面でも、僕はペドロがトップポジションを争って然るべきライダーだと思っている」