キャデラックF1、コルトン・ハータが最有力候補か? 相談役マリオ・アンドレッティ「彼は素晴らしい選択肢」

キャデラックF1、コルトン・ハータが最有力候補か? 相談役マリオ・アンドレッティ「彼は素晴らしい選択肢」

キャデラックは2026年からF1に新規参戦するが、彼らのドライバー最有力候補は、アメリカ人ドライバーのコルトン・ハータだとチームのアドバイザーを務めるマリオ・アンドレッティが認めた。

11番目のF1チームとして、2026年の参戦を予定しているキャデラック。 アンドレッティ・グローバルとしてのF1参戦を目指していた当初から、彼らはアメリカ人ドライバーを起用したいという意向を隠していなかった。

現時点でドライバーラインアップは固まっていないが、アメリカンチームにアメリカンドライバーという組み合わせが誕生するかもしれない。

アンドレッティはキャデラックで非常勤の執行役として、かつてメルセデスで非常勤会長だった故ニキ・ラウダのような役割を務めているが、彼がドライバー候補最有力に、インディカードライバーのコルトン・ハータが挙がっていることを認めた。

「コルトンのキャリアを振り返ると、F3でランド・ノリス(マクラーレン)のような相手と競い始め、F1でのテストも何度か経験している」

アンドレッティはそう語る。

「ザク・ブラウン(マクラーレンCEO)は彼にポルティマオで良いテストをさせてくれた。(マクラーレンF1代表の)アンドレア・ステラからの報告を見て欲しい。彼はありのままに語る人物だ。だから繰り返しになるが、(ハータは)素晴らしい候補だ。そしてもちろん、全て決まってからではあるが、私の見解では彼は良い”ベット先”だと思う」

キャデラックF1、コルトン・ハータが最有力候補か? 相談役マリオ・アンドレッティ「彼は素晴らしい選択肢」

アンドレッティが述べているように、ハータは2022年にポルティマオでマクラーレンからF1マシンをテスト済み。2024年はインディカーで2位となり、2025年はタイトル獲得を目指している。

「昨年はいくつかのミスによって、チャンピオンシップは逃すことになった。残念だがそういったことも起こり得る」

アンドレッティはmotorsport.comにそう語った。

「自分自身にプレッシャーをよりかけてしまい、ミスを犯してしまうこともある。だが、要素を見ればチャンピオンとなるためのモノは揃っていた。そのうちのひとつの要素でも、チャンピオンになれていただろう。振り返って色々なことを評価してみれば、とても良い感じなんだ」

アンドレッティは、現在24歳のハータが見せている才能を、高く評価している。

「彼は非常に多才だ。オーバル、ショートオーバル、そしてスーパースピードウェイなど、あらゆる分野で優れている。彼はどこでも競争力がある。だからタイトル候補なんだ」

そしてドライバー契約のタイミングについては、プロセスが進行中だとアンドレッティは語った。

「今、全てが進行中だ。毎日それらのことを考えているが、おそらく今年の半ばに公式なモノとなるだろう」

「我々は個々にある全ての機会の、あらゆる側面を検討している。少なくともひとりのアメリカ人ドライバーと、経験豊富なベテランを据えたような形でスタートすることが目標なのは、明らかなことだ」

なおハータは現在、F1参戦に必要なスーパーライセンスを所持していない。2024年シーズン後は申請に必要な40ポイントに迫っていたが、2025年現在は、2021年のポイントが対象から外れたこともあり、32ポイントに留まっている。

残り8ポイントは、2025年にインディカーでランキング5位以上となれば満たせる条件だ。またそれ以外にもF1グランプリでFP1に出走することで、1ポイントずつ加算していくこともできる。今季からF1チームは年4回ルーキーをFP1で起用する義務があるため、どこかでハータが起用されれば、ポイントを積み増せる可能性がある。

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