古賀太陽が語る海外組の凄さ「Jリーグでは味わえない」45分間のプレーで再認識した実力差

 柏レイソルの日本代表DF古賀太陽が、スタッド・ランスとの一戦を振り返った。

 30日、スタッド・ランス ジャパンツアー2025の第2戦で柏はホーム『三協フロンテア柏スタジアム』にスタッド・ランスを迎えた。古賀は3バックの中央で先発出場し前半で交代することに。後半から出場した伊東純也、関根大輝とはピッチ上で対峙することができなかった中、チームは小屋松知哉、瀬川祐輔のゴールで1ー2で勝利を収めることに成功した。

 海外クラブとの対戦となった古賀は「やっぱり感覚は色々な面で違うなと思いました。単純なスピードの部分と、足が出てくるという部分は、普段Jリーグで味わえない経験をさせてもらえたと思います」とコメント。コートジボワール代表FWウマル・ディアキテとのマッチアップでも違いを感じたとし、「Jリーグに比べて、個の能力で打開するということはレベルが高いなと感じましたし、Jリーグの方がより関係性で崩してくるなと。そこの違和感は感じましたが、みんなにとっても良い刺激になったと思いますし、フィジカル的な部分で相手の方が有利だったかもしれないですけど、チームの組織として戦うというところは少し示せたゲームになったかなと思います」と、違いを感じながらも、しっかりと戦えたことに手応えもあったとした。

それでも個の力の高さは感じたとし、「完全に背中を向けていてもそこから前を向く能力だったり、普段だったらターンしないタイミングでターンしてきたり、そういったことは何回も見受けられましたし、色々なものを良い意味で刺激として受けたと思います」と振り返り、東アジアE-1サッカー選手権で日本代表として感じたこと以上に刺激になったようだ。

 リカルド・ロドリゲス監督からは普段通りのプレーを求められていたという古賀。「普段のリーグとそんなにやろうとすることは変わらず、相手の立ち位置を見ながら、自分たちの立ち位置も決めるということは、普段と変わらず求められて、表現できていたと思います」と振り返った一方で、身体能力で勝る相手のカウンターについては「今日みたいに、カウンターの時に能力を発揮する相手に対しての対応は試合が終わってからも選手間で話をしたので、監督が求めることにプラスして自分たちでより違いを出せるものは、リーグにつながるものを吸収できたと思います」と、しっかりと反省もできたと語り、総じて良い経験になったようだ。

 前述の通りかつてともにプレーした伊東と関根とはピッチ上で対峙できなかった古賀だが「できれば同じピッチに立ちたかった気持ちはありますけど、彼らも日本に帰ってくるだけでなく、柏でプレーする機会を設けてもらえたことは僕らも嬉しく思いますし、感謝したいなと思います。海外のチームと対峙して、より海外でプレーする選手の凄さを僕らも感じましたし、もっともっとレベルの高いところでプレーする選手たちをリスペクトする気持ちが増しました」と、改めて海外組の凄さを体感したとコメント。特にディフェンスラインでプレーする関根には刺激を受けたようで、「やっぱり刺激になりますし、どんな状況でも自分を表現しなければいけないという環境に身を置いていることは、本当に素晴らしいことだなと思います。彼らに負けないことをやっていかなければいけないので、国内だとしても追い求めてやっていきたいと思います」と、しっかりと自分をピッチで出すことをこの先も続けていきたいと意気込みを新たにした。

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