35度超の酷暑に“奇策” 欧州強豪クラブのベンチが話題「この発想はなかった」

現在米国で開催されているFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)。本来はシーズンオフの時期で、かつ暑さの厳しい環境で行われていることからクラブも選手のコンディション管理にはより慎重になっている。そうしたなか、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの控え選手がベンチではなくドレッシングルームから試合を観戦している様子が注目を集めている。

 今大会バイエルンは初戦でオークランド・シティ(ニュージーランド)に10-0で圧勝。続く第2戦ではボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)に2-1で競り勝ち、2試合で決勝トーナメント進出を確定させた。

 すると、現地時間6月24日に行われたベンフィカ(ポルトガル)との第3戦ではMFジョシュア・キミッヒやFWハリー・ケインなど一部の主力をスタメンから外して温存した。控えとなった同選手らは暑さ対策のためにチームメートが戦う様子をベンチではなくドレッシングルームから見ていたという。

 英国のスポーツチャンネル「TNT Sports」のXは「バイエルン・ミュンヘンは猛暑のために控えの選手たちにドレッシングルームから試合を観戦させた最新のクラブだ」とバイエルンの選手たちの様子を写真付きで投稿していた。

 試合が行われたシャーロットはこの日35度を超える猛暑だったとの指摘もあり、「余りにも奇妙」「これは賢い」「30度超えは耐えられない」「気候変動を信じないのか」とさまざまな意見が寄せられていた。来年はW杯が開催される地だけに、対応策は注目となりそうだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次