サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)最終節でインドネシア代表と対戦した。試合は6-0で日本代表が勝利している。『CNN インドネシア』は10日に、インドネシアを率いるパトリック・クライファート監督が試合後に口にした日本の評価について伝えた。
オーストラリア代表との試合からスタメンを9名変更した日本は、15分にMF鎌田大地のゴールで先制する。直後の19分には、コーナーキックの流れからMF久保建英が追加点を決めた。前半アディショナルタイムには、再び鎌田がゴールを決めている。後半にも3点を追加した日本は、6-0とインドネシアを圧倒してアジア最終予選の最後の試合を終えた。
同メディアは、「クライファート監督は、日本に対する悲劇的な敗北から何を学んだのだろうか」と前置きした上で、試合後の指揮官のコメントについて次のように伝えている。
「この敗北から学んだことは、相手の実力を尊重する必要があるということだ。試合に臨むために日本をよく研究した。私たちは最善を尽くしたが十分ではなかった」
すでにプレーオフ出場権を獲得しており、順位に大きな影響はない敗北だったとはいえ、6失点したことは現地でも衝撃的だったようだ。「冗談抜きでインドネシアは劇的なスコアで敗北した。6失点で得点なしという敗北は、予選を通してインドネシアが経験した最大の敗北となった」と、大差での敗戦を振り返っている。
クライファート監督は、「日本戦の結果が少し影を落としているが、中盤と守備陣はかなり良かったと思う」と最終予選全体のパフォーマンスを振り返りつつ、「攻撃面では、フィニッシュのパワーが足りない。そこに集中していかないといけないだろう」と、本大会出場をかけて臨むプレーオフに向けての改善点を口にした。