6冠達成のイタリア人監督、年俸41億円でサウジ移籍合意 クラブW杯参戦も現地が注視

イタリア1部インテルは現地時間6月3日、シモーネ・インザーギ監督が双方合意の下で退任したことを発表した。同監督はスター選手が顔を揃えるサウジアラビアのアル・ヒラルの新監督就任が確実視され、後任にはセスク・ファブレガス(コモ)、ロベルト・デ・ゼルビ(マルセイユ)が浮上している。

 インザーギ監督は2021年夏にインテルの監督に就任し、23-24シーズンにはセリエAを制覇した。さらにコパ・イタリアで2度、スーペルコッパ・イタリアーナでは3度の優勝を果たすなど多くのタイトルをチームにもたらした。UEFAチャンピオンズリーグでは22-23シーズン、そして今シーズンと2度決勝へコマを進めたが、いずれも準優勝に終わっていた。

 49歳のイタリア人指揮官はインテルでの監督生活に4年で終止符を打つことが決まった。そして、サウジアラビアのアル・ヒラルの新監督に就任し、6月15日に開幕するFIFAクラブ・ワールドカップから指揮を執る見込みとされる。伊紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」によれば、新天地での年俸は2500万ユーロ(約41億円)になるという。

 なお、インテルでインザーギ監督の後任になるのは昇格組のコモを率いていたセスク監督が最有力、次点がフランス1部マルセイユのデ・ゼルビ監督が予想されている。インテルもクラブW杯に出場し、日本の浦和レッズとも対戦する。新監督の人選にも注目だ。

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