マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュが、今月14日に開幕するFIFAクラブワールドカップ2025の遠征メンバーから外れる見通しのようだ。4日、イギリスメディア『スカイ』が伝えている。
現在29歳のグリーリッシュは6歳でアストン・ヴィラのアカデミーに入団し、ユースチームを経て2011年に16歳でトップチームへと昇格した。レンタル先のノッツ・カウンティで結果を残し、2014-15シーズンにアストン・ヴィラへ復帰。中心選手としての活躍を経て、2021年8月にマンチェスター・シティへの完全移籍を決断した。加入初年度から新天地で定位置を確保したものの、昨シーズン以降はプレータイムが減少。在籍4年目の今シーズンも苦しい時間が続き、リーグ戦では20試合出場1ゴール1アシストの成績にとどまった。
当時のイングランド史上最高額となる移籍金1億ポンド(約193億円)で加入したグリーリッシュだが、今季のリーグ戦での先発出場はわずか7試合。ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を失いつつあり、クラブの成績不振も影響して現地メディアからは厳しい批判の声も上がっている。
そんななか、『スカイ』はグリーリッシュがFIFAクラブワールドカップの遠征メンバーから外れる見通しであると報道。まだクラブは35名の登録メンバーを提出していないが、現時点で同選手は遠征メンバーに含まれない見込みのようだ。
一方、マンチェスター・シティとの現行契約を2027年6月まで残す同選手に対しては、プレミアリーグ内外の複数クラブが関心を示しているものの、グリーリッシュ本人は残留を希望している様子。しかしながら、クラブ側は移籍の選択肢が浮上した場合は真剣に検討する構えであり、高額な移籍金と契約内容を考慮し、レンタル移籍による放出の可能性も浮上しているという。