ハミルトンとディカプリオのヴィーガン・ハンバーガーチェーン「ニート」、約15億円の損失を計上し全店舗閉鎖へ

ハミルトンとディカプリオのヴィーガン・ハンバーガーチェーン「ニート」、約15億円の損失を計上し全店舗閉鎖へ

フェラーリドライバーのルイス・ハミルトンと俳優のレオナルド・ディカプリオが支援するヴィーガン・ハンバーガー・チェーン「ニート・バーガー(Neat Burger)」が、わずか6年の営業で幕を閉じることとなった。

「100%植物性の食事」を提供するニート・バーガー。最盛期にはイギリス・ロンドン、イタリア・ミラノ、アメリカ・ニューヨークに店舗を構えていたが、ザ・サン紙によると、大きな損失を計上し閉店を余儀なくされたという。

ハミルトンは2017年からヴィーガン食に切り替え、これまでも“健康的”な食の選択肢を提案してきた。一方、ディカプリオは食肉産業で排出される二酸化炭素を軽減するため、柔軟性のある菜食主義を実践してきた。

「味が素晴らしく、時々肉を食べたくなる人たちにエキサイティングなモノを提供する、より健康的なハイストリートの選択肢が必要だと信じている」

ハミルトンは2019年の立ち上げの際にそう語っていたが、ニート・バーガーは2022年に790万ポンド(約15億円)の損失を記録。前年度の320万ポンド(約6億円)から赤字が膨らんだ。

当時、同社はニューヨークの店舗と共にロンドンの複数支店を閉鎖し、「我々は最高の業績を上げているレストランに注力する。より大きな飛躍を遂げるために、時には一歩下がることも必要だと信じている」としていた。

2025年までにはイギリスで2店舗が残るのみとなっていたニート・バーガーだが、今週になってその2店舗も閉鎖されたという。ニート・バーガーの広報担当者は「現時点では、イギリスでの店舗閉鎖という苦渋の決断を下したことを認める以外、これ以上のコメントはない」と説明。同社では約150人が勤務しており、その全員が職を失うこととなる。

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