4月19日(現地時間18日)、「NBAプレーイン・トーナメント2025」が開催され、ウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズがホームのフェデックス・フォーラムで同10位のダラス・マーベリックスを迎え撃った。
ジャレン・ジャクソンJr.の3ポイントシュートから得点をスタートしたグリズリーズ。エースのジャ・モラントも“3点プレー”やダンクでオフェンスをけん引し、39-24とグリズリーズが15点をリードして最初のクォーターを終了する。
第2クォーターでもグリズリーズの勢いは落ちず、ジャクソンJr.とザック・イディーのツインタワーがペイントエリアで存在感を発揮。ベンチからはサンティ・アルダマが連続ダンクを叩き込んでいく。終盤はマブスに連続失点を許したものの、66-49と17点をリードしてハーフタイムに突入した。
迎えた第3クォーター、マブスの波状攻撃を止めきれず、じわじわと点差を詰められたグリズリーズ。それでも、モラントのパスを起点として3ポイントやアリウープを返していき、主導権は譲らず。終盤ではジャクソンJr.が多彩なオフェンスパターンからスコアを重ね、96-78と優勢を維持して最後のクォーターへ。
第4クォーターでもグリズリーズのプレー強度は高く保たれ、デズモンド・ベインが長距離砲やスティールを決めれば、ジャクソンJr.やイディーもダンクを叩き込む。そのままマブスの反撃を許すことはなく、試合時間残り2分を切って主力陣をベンチに。最終スコア120-106でグリズリーズが勝利を収めた。
ウェストの第8シードを獲得したグリズリーズは、モラントが22得点7リバウンド9アシスト3スティール、ジャクソンJr.が24得点7リバウンド4アシスト、ベインが22得点5リバウンド9アシストをマーク。新人のイディーも15得点11リバウンドを挙げ、攻防両面でインサイドをけん引した。
ポストシーズンを逃したマブスは、アンソニー・デイビスがゲームハイ40得点と気を吐き、クレイ・トンプソンが18得点、ナジ・マーシャルが12得点4リバウンド5アシストを記録。第3クォーターでは逆転の糸口をつかみかけたが、一度もリードを獲得できずに敗れる悔しい結果となった。
重要な一戦をくぐり抜けたグリズリーズは、プレーオフ1回戦でウェスト首位のオクラホマシティ・サンダーと対戦する。今シーズンのリーグ最高勝率82.9パーセント(68勝14敗)を挙げた格上とのシリーズとなるが、優勝の筆頭候補に食らいつくことはできるだろうか。注目の第1戦は、4月21日に開催される。
■試合結果
メンフィス・グリズリーズ 120-106 ダラス・マーベリックス
MEM|39|27|30|24|=120
DAL|24|25|29|28|=106