売り手も驚き「信じられない」アクラメーション産駒、英国トレーニングセールで史上最高額落札

売り手も驚き「信じられない」アクラメーション産駒、英国トレーニングセールで史上最高額落札

英国のタタソールズ社によるトレーニングセール、「タタソールズ・クレイヴン・ブリーズアップセール」の初日が15日にニューマーケットで行われ、アクラメーション産駒(牡2、母ブルーウィロウ)が140万ギニー(約2億8000万円)の同セール史上最高額で落札された。落札者はゴドルフィン。

最高落札額馬となった馬は、昨年秋にアイルランドのゴフス社・オービー・セールで、7万ユーロ(約1100万円)で落札されていた。ニューマーケット競馬場で行った公開調教の動きが良好だったとはいえ、売り手側の上場者(コンサイナー)、モックラーズヒル(アイルランド)のウィリー・ブラウン氏も驚きを隠せない様子だった。「信じられない。きっと売れると思っていて、50万ギニーか、60万ギニーで、売れるかもしれないと思っていました。美しい1歳馬でした。でも、(昨年のセールで)7万ユーロでしたから。2月1日に調教を始めた途端、すぐに頭角を現しました。とても健康で調教しやすく、素晴らしいマインドの持ち主です。本当にスペシャルな馬です」と語っている。ゴドルフィンの代理人は同馬がチャーリー・アップルビー厩舎に預けられることを明かしている。

落札された馬の父アクラメーションは昨年秋に25歳で種牡馬を引退し、その後、急死している。父の代表産駒は香港のロマンチックウォリアーで、同馬は香港カップ3連覇やコックスプレート、安田記念を制し、G1・9勝。調教で動きを確認するトレーニングセールだが、アクラメーション産駒という血統的な魅力も間違いなく大きい。母ブルーウィロウの半姉はJRAの芝で4勝を挙げたミスドバウィ。カタログのブラックタイプには23年のアーリントンC2着馬セッション、13年の萩Sを制したデリッツァリモーネの名前がある。

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