琴風氏「おぅ、いいのが当たってきた、よーしって思わなきゃ」――春場所

琴風氏「おぅ、いいのが当たってきた、よーしって思わなきゃ」――春場所

大相撲春場所10日目(18日、エディオンアリーナ大阪)平幕玉鷲(40)は土俵際で後ろ向きになりながら、錦木(34)をひらりとかわして7勝目。「我慢して押そうと思っていた。(最後は)相手が落ちたんじゃないかなと思った」と胸をなでおろした。

敗れた錦木は1勝9敗となった。NHKでテレビ解説を務めた琴風浩一氏(67)=元大関=は実況の佐藤洋之アナウンサー(50)が取組前、「錦木は1勝8敗で相手は元気な玉鷲ということで、支度部屋でも『なぜ自分がきょう玉鷲関の相手なんだ』ということで少しボヤいていましたが」と伝えると、「そう思わずにね、おぅ、いいの当たってきた、よーしってそう思わなきゃいけないんだけど、その辺がやっぱり負けているということですね、今場所ね」と苦笑していた。

琴風氏は現役時代、佐渡ケ嶽部屋に所属し、膝の大けがを乗り越え、がぶり寄りを得意として優勝2度を果たした。引退後は尾車部屋を創設し、豪風と嘉風の両関脇らを育成。日本相撲協会理事を5期10年務め、事業部長や巡業部長など要職を担った。

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