接触転倒のベッツェッキ、クアルタラロに謝罪「レースを台無しにして申し訳ない」

接触転倒のベッツェッキ、クアルタラロに謝罪「レースを台無しにして申し訳ない」

MotoGP第2戦アルゼンチンGP決勝の1周目に発生したインシデントについて、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が接触相手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に謝罪した。

スプリントレースで9番グリッドから6位まで挽回を見せたベッツェッキだが、決勝レースでさらなる好結果を掴むことはできなかった。1周も走り切ることなく、アルゼンチンGP決勝を終えたためだ。

ベッツェッキはスタートで前に出ることを目指し、ターン1に向けたブレーキングで攻めていたが、それが裏目に出てしまった。前のフランコ・モルビデリ(VR46)との衝突を避けようとした結果、クアルタラロと接触してしまい、ベッツェッキは転倒。ここでレースを終えた。

また接触されたクアルタラロは転倒こそ避けられたものの当然ポジションを下げ、その後は14位(15番手フィニッシュ/ペナルティで繰り上がり)でレースを終えている。

ベッツェッキは今回の接触によって自分だけではなく、クアルタラロのレースも台無しにしてしまったと謝罪した。なお彼は転倒後にヤマハのガレージに向かい、謝罪も行なっていたという。

「あまり言うことはない。僕がミスをしてしまった。ブレーキングで攻めすぎたんだ。速すぎると思ったときには、モルビデリが前にいて、バイクを立てたけど左側にはファビオがいたんだ」

「彼のリヤタイヤを避けることができなかった。僕は自分だけじゃなく、彼のレースも台無しにしてしまった」

「彼のチームに謝罪し、メッセージを伝えてもらえるように頼んだんだ。とても申し訳ないと思っている。でもレースではこういったことも起きてしまう」

なおベッツェッキはもし転倒せずにレースを戦えていた場合については、好リザルトを残せたかもしれないと語っている。

「朝(ウォームアップ)のペースは良かったし、ミディアムタイヤでもフィーリングは良い感じだった。もちろんあのポジションからのスタートは簡単ではないことだ。昨日の結果より、もう少し良い結果を出せるかもと思っていたけど、ああいった形でレースは終わってしまった。残念だけど、仕方ないね」

「バイクは成長していると思うし、皆が凄く頑張ってくれている。だから次のアメリカでは更に前進して、とても重要な予選を改善できるようにしたい。不満は言えないよ。明日にもレースをして、今日のことは忘れたいけれど、それは無理なことだから、今は待つしかない」

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