F1合同発表会は大成功…次はさらにスケールアップ!? ドメニカリCEOが示唆「まるで25番目のグランプリになるかも?」

F1合同発表会は大成功…次はさらにスケールアップ!? ドメニカリCEOが示唆「まるで25番目のグランプリになるかも?」

F1の75周年記念合同ローンチイベント“F1 75”は、イギリス・ロンドンのQ2アリーナで開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリも「大成功」だったと振り返り、今後のイベント開催を予告した。

そのイベント自体はまだ確定していないものの、将来的にはF1シーズンを開幕する「25番目のグランプリ」のようなモノになるかもしれないという。

今年の2月18日に開催されたF1 75は、YouTubeライブ配信の総視聴者数が460万人。ピーク時の同時視聴者数は110万人と、F1が動画投稿サイトで公開した中で最も大きなヒットを叩き出した。

またQ2アリーナの会場チケットも1万5000枚が数日で完売するという人気ぶりだった。

F1 75では、選手権史上初めて全チームが同時にマシンカラーリングを公開。MGKことマシン・ガン・ケリーや、テイク・ザットなどがライブパフォーマンスを行ない、コメディアンのジャック・ホワイトホールが司会を務めた。また、メルセデスからフェラーリに移籍したルイス・ハミルトンが、赤いレーシングスーツに袖を通し、加入後初めて公式の場に登場したという点も大きな注目を集めた。

ドメニカリCEOは、F1 75の成功に喜び、将来的にはさらに大きな計画があることを認めた。

「大成功だったと思う。F1が大きなことを考えなければならないということを、懐疑的な人たちに納得してもらうためのプラットフォームを示すことができた」

ドメニカリCEOはF1公式サイトにそう語った。

F1合同発表会は大成功…次はさらにスケールアップ!? ドメニカリCEOが示唆「まるで25番目のグランプリになるかも?」

「毎年合同イベントを開催するかどうかには、議論の必要がある。確かに、世界中の様々なプロモーターから多くの関心が寄せられている。例えば、シーズン開幕のための25番目のグランプリとして検討するなどだ」

ドメニカリCEOによると、今後のイベントに関する決定は「非常に近いうちに」下されるという。

近年F1は世界的な成功を集めており、ドメニカリCEOは最近、タイ・バンコクを訪れ、ペートンターン・シナワット首相と同国でのグランプリ開催に関して話し合った。

「我々はここ数年、F1の未来を象徴すると信じている場所に集中してきたのは良かったと思う」

オーストラリアGP終了後、ドメニカリCEOはSky Sports F1にそう語った。

「我々は世界の他の場所(候補地)から多くの注目を集めている。ちなみに、私はここメルボルンでのレースを終えたばかりだが、バンコクへ行き、そこで何かを開発することに政府が関心を持つかどうかを見定める」

「ヨーロッパには他の場所があるし、知っての通りアフリカからも関心があり、今は南米からも関心がある」

F1の2026年カレンダーでは、バルセロナ・カタルニア・サーキットに代わりマドリード市街地サーキットでスペインGPが開催される。南アフリカやルワンダもF1誘致に興味を示している他、タイやソウル、インドネシアなどアジア圏からの関心も寄せられている。また、大阪・関西万博の跡地にはサーキットを建設する案もあり、F1をはじめとするモータースポーツ誘致を目指す計画があることも明らかとなっている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次