【藤島親方のこの一番】豊昇龍、横綱らしからぬ惜敗に無念の声

【藤島親方のこの一番】豊昇龍、横綱らしからぬ惜敗に無念の声

一山本に敗れ4敗目を喫した豊昇龍 =エディオンアリーナ大阪

大相撲春場所9日目(17日、エディオンアリーナ大阪)豊昇龍は立ち合い、右から張ろうとしたが、一山本のもろ手突きが張る前に伸びて上手が取れなかった。一山本が左の差し手を突きつけて出ると土俵際で足を跳ね上げ強引に小手投げにいったが、一山本には十分頭に入っていた投げで自滅した形だった。

勝たなければという気持ちが空回りした中日までの3敗と違い、この日は集中力が途切れたような雑な取り口だった。中途半端な立ち合いも上手を取るための段取りだったようだが、取れなければ我慢して何とかまわしを取る厳しさがほしかった。調子をおろした(甘くみた)わけでもないだろうが、横綱らしくない残念な負け方だった。(元大関武双山)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次