大相撲春場所9日目(17日、エディオンアリーナ大阪)関脇大栄翔(31)は平幕宇良(32)を突き落とし、大関昇進の足場固めを狙う中で6勝目。「土俵際も慌てなかった。自分の距離感で取れた。良くなっていくと思う」と手応えをつかんだ。
敗れた宇良は3勝6敗となった。NHKでラジオ解説を務めた舞の海秀平氏(57)=元小結=は「宇良戦になるとどの力士もアウェーで戦うようなもんですね。宇良は大阪場所だけではなく、どの場所でも今、幕内で一番人気があるんじゃないですかね」と館内の歓声に驚いていた。
■舞の海 秀平(まいのうみ・しゅうへい) 本名・長尾秀平。昭和43(1968)年2月17日生まれ、青森県出身。木造高―日大を経て平成2年、出羽海部屋に入門。同年夏場所幕下付け出しデビュー。3年春場所新十両。同年秋場所新入幕。最高位は小結。幕内通算241勝287敗12休、技能賞5度。11年九州場所で引退。