大相撲春場所8日目(16日、エディオンアリーナ大阪)元大関で、左膝前十字靱帯断裂のけがなどによる5場所連続休場から復帰した三段目の朝乃山が、4連勝で勝ち越しを決めた。
小城ノ浜(出羽海部屋)を寄り切るも、「僕の中ではまだ通過点」と表情を緩めることはなかった。NHKでテレビ解説を務めた照ノ富士親方(33)=元横綱=は「頑張って復帰してほしいなと思いますね」と期待していた。
■照ノ富士 春雄(てるのふじ・はるお)本名・杉野森正山。平成3年11月29日生まれ。モンゴル・ウランバートル出身。鳥取城北高から平成23年5月の技量審査場所初土俵。27年名古屋場所新大関。両膝のけがなどで序二段まで落ち、令和3年夏場所で大関復帰。日本国籍取得後の同年秋場所で新横綱。優勝10回。殊勲賞、敢闘賞、技能賞を各3回。生涯通算523勝275敗231休(82場所)、幕内通算366勝207敗197休(52場所)