マンチェスター・ユナイテッド 3-0 レスター・シティ:「毎試合レスター戦なら、マンUは優勝できる」という冗談も現実味?
「もし毎試合がレスター戦なら、マンUは間違いなく優勝するだろう。」
今朝行われたプレミアリーグ第28節、マンチェスター・ユナイテッドがレスター・シティを3-0で圧倒した後、ファンの間でこんな冗談が飛び交った。
確かに今シーズンのユナイテッドは不安定な戦いが続く中で、数少ない”完璧な試合”を披露したのは、いつもレスター戦だった。今回も例外ではなく、試合開始直後からユナイテッドが完全に主導権を握り、相手に反撃の隙を与えなかった。
特に今季から指揮を執るアモリン監督にとっては、プレッシャーから解放される大きな勝利となった。元ユナイテッドの伝説的ストライカー、ファン・ニステルローイ(通称”范尼”)が古巣への”恩返し”となるアシストを見せたことも、チームにとっては大きな助けとなった。

前半からユナイテッドは攻撃的な姿勢を貫き、エリクセンのポスト直撃のシュートで相手に”下馬評”を突きつけた。そして、ついに21試合ノーゴールという不名誉な記録を抱えていたホイルンドが、ついに待望のゴールを決めたのだ。

その後もキャプテンのブルーノ・フェルナンデスが1ゴール2アシストの大活躍。さらに若手のガルナチョも追加点を決め、3-0というスコア以上に内容で圧倒した試合となった。
「光を見つけた男」ブルーノ・フェルナンデス
今週、ブルーノは2試合連続でチームの救世主となった。
まずはヨーロッパリーグでのハットトリックでチームを準々決勝へ導き、そして今日のリーグ戦でもレスター相手に圧巻のパフォーマンス。まさに”暗闇の中で光を見つけた男”と言えるだろう。
若手選手の台頭も見逃せない
この試合で最も注目されたのは、ガルナチョとホイルンドという若手コンビの活躍だ。
特にホイルンドにとっては、21試合ぶりのゴールという重圧から解放された意味でも非常に大きな一戦となった。
また、守備面では新鋭ディフェンダーのハイネも安定したプレーを見せ、多くのファンから期待の声が寄せられている。唯一の心配は彼の負傷状況だが、大事に至らないことを祈るばかりだ。
これまで「ユナイテッドの成績不振はアモリンではなく、チームの”土台”の問題」と言われ続けてきたが、徐々にその評価も変わり始めている。
プレミアリーグの名物解説者である詹俊(ジャン・ジュン)氏も「来季こそ、アモリンは本当のユナイテッドを作り上げることができるだろう」と高く評価している。
もちろん「来季を待つ必要はない」と言う声も多く、残りの今季を”実験場”としながら、アモリン体制の基盤を築くべきだという意見も増えている。

この3-0という勝利は単なる”一勝”ではなく、チームにとって大きな自信となった。
今季の目標は「ヨーロッパリーグ制覇」と「FAカップ制覇」だが、今回の勝利でプレミアリーグでもトップ4争いに復帰する可能性が見えてきた。
果たして、マンチェスター・ユナイテッドは”暗黒時代”から完全に脱却することができるのか?
ファンの期待は再び高まり始めている。