立浪親方「危ないところを勝ち切るのが、この人の相撲」/春場所

立浪親方「危ないところを勝ち切るのが、この人の相撲」/春場所

若元春(奥)を首投げで下した豊昇龍=エディオンアリーナ大阪

大相撲春場所3日目(11日、エディオンアリーナ大阪)新横綱豊昇龍(25)は若元春(31)を首投げで下し、2勝1敗と白星を先行させた。立ち合いで左を差すと、右で抱えて小手に振る。相手の寄りに後退するも、最後は巻き込むように強引に投げつけた。

NHKでテレビ解説を務めた師匠の立浪親方(56)=元小結旭豊=は「きょうは危ないですね。呼び込みましたものね。あっと思いましたけれども、動きのよさで何とかカバーできましたね。若元春が上手を与えませんでしたね。(若元春が上手を)取ってたら危なかったですね。最後は巻いて何とか動きで若元春の足がついていかなかったのでたまたま勝ったという感じで危なかったですね、本当に。でも危ないところを勝っていくのがこの人の相撲というか」と胸をなでおろしていた。

■立浪 耐治(たつなみ・たいじ) 本名・市川耐治。昭和43年9月10日生まれ。愛知県春日井市出身。高校卒業後の昭和62年春場所初土俵、平成5年九州場所で新十両。7年春場所で新入幕を果たし、甘いマスクから〝相撲界の松平健〟と呼ばれ、人気力士となった。11年初場所で現役引退。殊勲賞1回、敢闘賞1回。金星4個。

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