東アジアスーパーリーグ(EASL)のファイナル4が3月9日に終了。決勝に進出したのはBリーグ王者として出場していた広島ドラゴンフライズと、セミファイナルで琉球ゴールデンキングスを破った桃園パウイアンパイロッツ(台湾)。
試合は広島が第1クォーターからリードを奪う展開となるも、第4クォーターには桃園がカムバックして一進一退の展開に。終盤、リードを奪われるもドウェイン・エバンスが逆転のレイアップに成功。残り10秒には渡部琉がダメ押しのレイアップを決めて72−68で勝利。EASL初優勝を果たすとともに、昨シーズンの千葉ジェッツに続き、Bリーグ勢が2連覇を達成した。
ファイナル4のMVPに選ばれたのは広島のエバンスだ。予選から準決勝までの3試合で平均24得点12.7リバウンドを挙げていた広島のエースは、決勝でも躍動。18得点11リバウンドのダブルダブルを達成しただけでなく、どのようなディフェンスにも動じない積極的なプレーを発揮。そして試合の終盤で貴重なレイアップを決めるなど、MVP獲得にふさわしいパフォーマンスを発揮した。
表彰式後に行われたシャンパンファイトでは、チームメートの「MVP! MVP!」のコールでステージの中央に呼び寄せられたエバンス。笑顔を浮かべながら乾杯の発声を行い、勝利の美酒を味わった。