(オープン戦、ロッテ2-3ソフトバンク、7日、ゾゾマリン)開幕投手を務めるロッテ・小島和哉投手(28)が7日、ソフトバンクとのオープン戦(ZOZOマリン)で5回1安打無失点と好投。28日の開幕前哨戦(みずほペイペイ)となった登板で万全の調整ぶりをアピールした。
一回は日本代表経験者の周東、柳田、近藤を3者連続三振に斬る圧巻の立ち上がり。二回以降は四球や失策で背負ったピンチを併殺でつみ取るなどし、6三振を奪った。
「オープン戦なので結果はあまり気にせず。あまり多くは語りたくはないですけど、いろいろ試しながらって感じです」と開幕を意識し、手の内を隠しながらの投球だったことを示唆。吉井監督は「いろいろ試していたと思うから、いい小島ではなかったと思います。変化球が多かったので、その辺りを試したかったのかな」と印象を口にした。
この日は高知・明徳義塾高から入団2年目の寺地とバッテリーを組んだ。小島は「投げたい球種(のサイン)が出なさすぎて、いっぱい首を振った」と、イニング間にベンチで配球論を伝える場面があった。若手を導くこともチームの大黒柱に課せられた使命と自覚するエースが、開幕戦初白星に向けて歩みを進めている。(片岡将)