スーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿のフリー走行1回目では、ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULのオリバー・ラスムッセンがタイヤバリアに激突するアクシデントが発生した。彼は身体の痛みを訴えており、大事をとってレースを欠場することになった。
昨年までWEC(世界耐久選手権)に参戦していたラスムッセンは、今季から日本に戦いの舞台を移し、スーパーフォーミュラとスーパーGT・GT300クラスにエントリーしている。彼にとって日本でのデビューレースとなる今回の鈴鹿戦だが、FP1の終了間際にビッグクラッシュに見舞われてしまった。
ラスムッセンはデグナー1への進入の際、イン側の縁石に弾かれたような挙動を見せ、アウト側のピラミッド縁石の上を滑るような形でランオフへ。ハイスピードのままタイヤバリアに激突した。
中継映像では、ラスムッセンがマシンから脱出するのに苦労しているような姿が映し出され、マシンを降りて立ち上がるもすぐに担架に乗せられていた。目撃情報によると、マシンを降りる際もオフィシャルの助けを借りながらだったようだ。
TEAM IMPULの星野一樹監督は14時過ぎのmotorsport.comの取材に対し、ラスムッセンは背中の痛みを訴えているため、病院で検査を受けていると報告。翌日のレースの出走可否については「本人の意思と、ドクターの診断結果と、色々なことを待っている状態です」と話すにとどめていたが、FP2開始前の15時過ぎには欠場が発表された。
代役はTGRリザーブドライバーの野中誠太。野中は今週末、エステバン・マッソンの代役としてスーパーフォーミュラ・ライツにエントリーしていたが、急遽スーパーフォーミュラデビューが決まった。