【フィリーズレビュー予想】消耗戦で差しが決まりやすい展開に

【フィリーズレビュー予想】消耗戦で差しが決まりやすい展開に

距離短縮馬が断然有利

まずはコースの特徴について。

阪神芝1400mは2コーナー奥のポケットからのスタートで、最初のコーナーである3角までの距離が長く、また、3~4角は下りでコーナー半径も大きめということもあり、序盤から一貫して速いラップを刻みやすいコースとなっている。

次にレース傾向について。

桜花賞のトライアルとなっているこのレースだが、マイル以上の距離に適性がある馬はチューリップ賞やフラワーCに出走することが大半なので、基本的には短距離志向が強いメンバー構成になりやすい。それに加えてペースが緩みにくいコースでもあるので、過去10年で6度もテンの3Fが33秒台で流れており、ハイペースの消耗戦になる傾向が強くなっている。

その結果、差し馬の台頭が非常に目立っており、テンの3Fが33秒台になった年の好走馬18頭のうち11頭が3角8番手以下から差してきた馬となっている。

また、タフな消耗戦ということで、前走から距離を短縮してきた馬が有利であり、過去10年の3着以内好走馬30頭のうち18頭がそれに該当していた。一方で前走から距離延長で臨んできた馬は不振で、過去10年で[1-0-2-31]という厳しい結果が残っている。

以上のことをふまえると、距離短縮で臨む差し馬を重視して予想を組み立てるのが得策と言えそう。

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