【弥生賞・調教採点】錯覚するほどの軽快さを見せたジュタ 栗東ウッドから“猛プッシュ”の存在も…

【弥生賞・調教採点】錯覚するほどの軽快さを見せたジュタ 栗東ウッドから“猛プッシュ”の存在も…

弥生賞ディープインパクト記念2025[GⅡ弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)=2025年3月9日(日曜)中山競馬場、芝内2000メートル(3歳)]

舘林(美浦南)皐月賞と同じ中山芝内2000メートルが舞台。トライアルの中でも最重要TRと言われてきたが…。

山河(美浦坂路)現3歳世代の牡馬は13頭が芝重賞を勝っていますが、1頭も参戦はなし。小粒感は否めません。それだけにデキさえ良ければ、権利奪取のみならず重賞タイトルを取れるかもしれません。

舘林 ウッド組で状態の良さが目立ったのがブラックジェダイトだ。中間から好調教を連発して、最終追いも素晴らしい伸び脚で楽々と併入に持ち込んだ。デビュー前よりもアクションが素軽くなった点に成長を感じるし仕上がりも申し分ない。

山河 ただ、キャリア1戦で突破できるほどGⅡの壁は薄くないでしょ。

舘林 だったらガンバルマンも悪くないぞ。今回が6戦目だが、中間から熱心な乗り込みが目立っているし力を出し切れる状態で大一番に向かえそうだ。

山河 こっちではヴィンセンシオが好仕上がりです。坂路ではそれほど動くタイプではないですが、3頭併せでしっかりと負荷をかけました。重い馬場状態を考慮すると時計も上々です。

清水(栗東坂路)栗東も坂路は力のいる状態でラスト1ハロン11秒を出すにはルガル級(同11・6秒)でないと不可能なほど。そんな馬場を苦にせずジュタは軽く仕掛けた程度で同12・0秒を叩き出しました。回転の速いフットワークを見ていると、むしろ馬場は〝軽いんじゃないか?〟と錯覚するほど。快勝した若駒Sからさらに調子を上げてきましたよ。

山河 ファウストラーゼンはGⅠホープフルSを3着善戦だけど1勝馬。ここは絶対に権利が欲しいところだよね。

清水 ジュタほど時計は目立ちませんが、後ろを走っていた僚馬に合わせたような面もありましたからね。動きは軽快そのもので、こちらもまったく久々を感じさせません。

舘林 ほかの人気馬にA評価が付いていないが、デキひと息なのか?

清水 ミュージアムマイルは4ハロン57・5秒と微調整程度の内容でしたから。1週前はウッドの併せ馬で好時計を叩き出し先着なのでデキは心配ありません。ナグルファルは馬体こそ上々なんですが、気になるのが力が入り過ぎている走りですかね。当日のテンションはチェックしたいところです。

和田(栗東トラック)ウッドの馬場状態は不良でも時計は普通に出ていました。ロードガレリアは11月以来の実戦ですが、仕上がりに不安はありません。ただ、特にお薦めしたいのはレディネスですね。併せ馬でスッと抜け出すときの伸びといったら言葉では説明できないくらい。1戦1勝ですがぜひ、覚えておいてもらいたい存在です。

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