豊昇龍の奉納土俵入りで笑顔を見せる元朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏
NHK大阪局の三瓶宏志アナウンサー(55)が18日放送の「時論公論 大相撲新たな時代へ 横綱が継ぐべきものは」(後11・30)に出演。大相撲の第74代横綱となった豊昇龍(25)について語った。
三瓶アナは「豊昇龍は優勝25回を誇る横綱朝青龍のおいに当たります。おじの朝青龍と顔や風貌がよく似ていて、ここ一番にかける気迫もおじ譲りです。豊昇龍は入門以来、土俵外の不祥事で批判の多かったおじの朝青龍と比較されてきました。横綱に求められる品格の部分でも豊昇龍を心配する声があります」と指摘した。
続けて「ふだんの豊昇龍は笑顔が印象的な人なつっこい25歳の青年です。師匠の立浪親方は『朝青龍と比較されるが勝ち気なのは土俵上だけで、ふだんは素直で優しい性格。ストイックで、まだ強くなる。師匠として立派な力士にしていく責任がある』と横綱の師匠としての思いを語っています」と解説していた。
豊昇龍 智勝(ほうしょうりゅう・ともかつ)本名・スガラグチャー・ビャンバスレン)平成11(1999)年5月22日生まれ。モンゴル・ウランバートル出身。レスリング留学のため平成27年に来日し、千葉・日体大柏高時代に相撲に転向して29年全国高校総体個人準優勝。30年初場所初土俵。令和2年秋場所新入幕。5年秋場所新大関。元横綱朝青龍のおい。得意は右四つ、寄り、投げ。3歳から馬を乗りこなし、柔道やサッカー、バスケットボールなどの経験がある。好きな食べ物は肉、好きな漫画・アニメは「火ノ丸相撲」。