2025年のMotoGP開幕戦タイGP決勝では、マルク・マルケス(ドゥカティ)とアレックス・マルケス(グレシーニ)兄弟がワンツーフィニッシュを達成。この偉業に、父のフリア・マルケスは感無量という様子だ。
タイGPではレースウィーク初日から、マルケス兄弟が好調な走りを見せた。そして2日目の予選では、マルク・マルケスがポールポジション、アレックス・マルケスが2番グリッドを獲得すると、そのままの順位でスプリントレースを制した。
そして3日目、決勝レースでもマルケス兄弟は強かった。マルク・マルケスがポールトゥウィンを果たし、アレックス・マルケスが2位……グランプリの長い歴史において、初めて兄弟ライダーによるワンツーフィニッシュが達成された。
まさに歴史的な瞬間となったが、この偉業を受けて父フリアも喜びで胸がいっぱいだったという。
「土曜日から既に私の心臓は張り裂けそうだったが、日曜日にまたしてもそうなった」
Sky Sportsに対しフリア・マルケスはそう語った。
「素晴らしい気持ちだし、本当に幸せだよ」
「父親として、今でも信じられないほどの喜びだ」
そしてフリア・マルケスは、マルク・マルケスが2025年からドゥカティファクトリーチームへ移籍したことで、再びMotoGPのタイトルに挑戦できるようになると確信していると語った。
「マルクがファクトリードゥカティで強くなるだろうというのは分かっていたことだ。競争力あるバイクだからね。そして、息子は再び強くなって戻ってきた」