ラ・リーガ第26節が3月1日に行われ、ベティスとレアル・マドリードが対戦した。
ホームのベティスは、前節のヘタフェ戦で退場処分となった“好調”FWアントニーの出場停止が取り下げされ、古巣対決となるMFイスコと共に先発出場。対するレアル・マドリードは、MFジュード・ベリンガムが引き続き出場停止となり、負傷離脱となったMFダニ・セバージョスと万全ではないMFフェデリコ・バルベルデがメンバー外に。DFダヴィド・アラバがスタメン出場となった。
試合が動いたのは10分、バイタルエリアで前を向いたキリアン・エンバペがボックス左のスペースに走り込むフェルラン・メンディへスルーパスを供給。GKが飛び出してきたところでメンディがボックス中央へ折り返し、これをブライム・ディアスが右足で決め、レアル・マドリードがリードを奪った。
序盤はレアル・マドリードが主導権を握っていたものの、ベティスもイスコが頻繁にボールを引き受けてリズムを変え攻め込む回数を増やしていく。すると34分、イスコの左CKにゴール前のジョニー・カルドーソが頭で合わせ、試合を振り出しに戻す。その後は互いにゴールへと迫る場面を作り出したが、1-1のままハーフタイムを迎えた。
後半も一進一退の攻防が続くと53分、左サイドで裏のスペースに飛び出したヘスス・ロドリゲスがアントニオ・リュディガーに倒されてPKを獲得。このPKをイスコがゴール左に決め、ベティスが勝ち越しに成功した。
追いかけるレアル・マドリードはアルダ・ギュレルやエドゥアルド・カマヴィンガ、エンドリッキを投入して反撃を試みたが、素早い攻守の切り替えを見せるベティスの守備を崩しきれず、試合は2-1で終了。ベティスはリーグ戦3連勝を飾り、敗れたレアル・マドリードは三つ巴の優勝争いの渦中で手痛い黒星を喫することになった。
【スコア】
ベティス 2ー1 レアル・マドリード
【得点者】
0ー1 10分 ブライム・ディアス(レアル・マドリード)
1ー1 34分 ジョニー・カルドーソ(ベティス)
2ー1 54分 イスコ(PK/ベティス)