2月27日(現地時間26日、日付は以下同)を終えた時点で、NBAではロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがレギュラーシーズン1274試合連続で10得点以上を残している。
2007年1月7日から18年以上に渡ってこの記録を伸ばし続けており、2位のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/866試合)を大きく上回り、NBAにおける金字塔と言っていいだろう。
では連続20得点以上の最長記録保持者は誰なのか。答えは1961年10月20日から1963年1月20日にかけてウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)がたたき出した126試合。2位もチェンバレンの92試合ということからも、歴史に名を残すビッグマンはとてつもない記録を残してきたことが分かる。
なお、現在最も長く連続して20得点以上をマークしているのは、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(以降SGA)。27日のブルックリン・ネッツ戦で27得点6リバウンド5アシスト2スティールを奪った26歳のオールスターガードは、53試合連続で20得点以上を積み上げている。
今シーズン、リーグトップの平均32.4得点に5.2リバウンド6.2アシスト1.9スティール1.0ブロックを誇るSGAは、フィールドゴール成功率52.4パーセント、フリースロー成功率89.3パーセントの高精度をキープしており、出場した57試合のうち20得点未満に終わったのは開幕4戦目(18得点)のみ。
開幕5戦目となった昨年11月2日から20得点以上を残し続けており、53試合まで記録を伸ばしている。『ESPN』によると、これは2018-19シーズンにヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)が残した57試合連続以来最長だという。
今シーズンのサンダーは、ここまでウェスタン・カンファレンス首位の47勝11敗(勝率81.0パーセント)。シアトル・スーパーソニックス時代の1995-96シーズンに残した球団最高記録の64勝18敗(勝率78.0パーセント)を塗り替えるペースで勝ち続けている。
そのチームでトップスコアラーを務めるSGAがこのまま高得点を奪い続けることになれば、シーズンMVPに輝く可能性は十分ありそうだ。