マックス・フェルスタッペンは今季のレッドブルのマシンRB21は、昨年モデルから大幅に改善されたと考えているが、昨年よりも悪くなっていることはありえないと語った。
レッドブルは2024年シーズン、マシンの開発がうまくいかなかったため、コンストラクターズランキング3位に終わった。ただフェルスタッペンは、なんとか4年連続のドライバーズタイトル獲得に成功した。
レッドブルが苦戦を強いられた原因は、マシンが予測不可能であり、バランスが悪いことにあった。その結果、開幕から10戦は圧倒的な強さを発揮し7勝を記録したが、その後の14戦ではわずか2勝にとどまった。
バーレーンで行なわれているプレシーズンテスト2日目、この日はフェルスタッペンの登板機会はなかったものの、メディアの取材に応じ、新車はあらゆる面で昨年のマシンよりも優れていると語った。
「昨年よりも悪いことはないよ」
フェルスタッペンはそう語った。
「だから、僕らが取り組んでいる方向性は良いと思う」
「僕らはそれに従って、どれだけのパフォーマンスを引き出せるかということを見極める必要があるだけだ。現時点ではまだ初期段階。多くのことを議論し、まだ改善していきたいと考えている」
「でも、初日は楽しかった。昨年とは大きく違うよ」
過去数年と比較して、ニューマシンの開発にどれほど関与したのかと尋ねられると、フェルスタッペンは次のように語った。
「クルマによっては、あまり関与する必要がないこともある。でも僕とチームは、昨年のある時点で、何かがおかしいと感じていた」
「もちろん、対処すべき点がいくつかある。だからこそ、かなり多くのことが変わったんだ」
「だから僕は、必要なことについてフィードバックしている。マシンはもっと速く走る必要があり、それを実現しようとしているんだ」
「チームは昨年から多くのことを学んだと思う。僕たちは問題を解決しようとしたんだ。今度は、バーレーンとは全く異なるサーキットであるオーストラリアで、マシンがどう機能するかみなければいけない」