ゴールラッシュを継続させる日本代表FW前田大然に対し、セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が賛辞を贈っている。クラブ公式ウェブサイトが伝えた。
25日に開催されたスコットランド・プレミアリーグ第28節アバディーン戦で先発出場した前田は、前半25分に先制ゴールを奪取。さらに後半45+2分には自身2点目を記録し、5-1の大勝に貢献した。
25年に入ってから量産態勢に入った前田は、出場した13試合で13得点(4アシスト)と驚異的なペースで得点を積み上げており、その中には欧州CLバイエルン戦も含まれている。今季のリーグ戦での得点数は11となり、セルティック加入後初の2ケタ得点に到達。そして、公式戦39試合25得点の数字を残している。
エースを担ってきたFW古橋亨梧が今冬にレンヌに移籍。入れ替わるように、かつて在籍したFWジョタをレンヌから獲得したものの、ロジャーズ監督が「我々はもう1人、ストライカーの獲得を望んでいた」と明かしたように、今冬の移籍市場での動きは決して「理想的ではなかった」(ロジャーズ監督)。しかし、前田がその不安材料を吹き飛ばす勢いでゴールを量産している。
アバディーン戦の試合後、ロジャーズ監督は「彼はこのチームのシンボルだ」と手放しで絶賛した。
「大然のプレッシング、誠実さ、謙虚さ、そしてクオリティとゴールを決めたいという熱意は私がチームに望むものであり、彼はまさにチームのシンボルとなっている。彼はどこでプレーしてもゴールを決めるだろう。サイドでも、センターでもだ。今シーズンの彼の貢献は信じられないほどだよ」