日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。
同協会が報道用に配布した資料には、1月の初場所で優秀な成績を挙げ、番付を大幅に上げた「幕下以下優秀力士昇進表」がある。7戦全勝もしくは6勝1敗の力士で、番付を一気に100枚近く上げた力士もいる。
幕内上位経験者の炎鵬(30=伊勢ケ浜)は先場所も6勝1敗で、けがから復帰後4場所連続のリストアップ。番付を初場所の西三段目4枚目から34枚上げ、西幕下30枚目まで昇格した。
初場所で7戦全勝だったのは幕下以下で各段優勝した4力士。序ノ口優勝の大喜翔(24=追手風)は西序ノ口四枚目から西序二段4枚目まで100枚昇格。序二段優勝の矢後(30=押尾川)は西序二段19枚目から西三段目12枚目となり、87枚昇格した。三段目優勝の大斧(19=追手風)は東三段目32枚目から東幕下22枚目に70枚昇格。幕下優勝の夢道鵬(23=大嶽)は東幕下44枚目から41枚上げ、西幕下3枚目まで浮上した。
普段はなかなか日の目は当たらずとも、好成績を残した優秀力士を紹介します。以下もご参照ください。(しこ名の後のカッコ内は部屋名、九州場所の勝敗、先場所比の番付アップ枚数)
【幕下】
石崎(高砂、6勝1敗、7枚)
夢道鵬(大嶽、7戦全勝=幕下優勝、41枚)
三田(二子山、6勝1敗、13枚)
豪刃雄(武隈、6勝1敗、21枚)
對馬洋(境川、6勝1敗、24枚)
朝志雄(高砂、6勝1敗、25枚)
大斧(追手風、7戦全勝=三段目優勝、70枚)
新隆山(常盤山、6勝1敗、32枚)
炎鵬(伊勢ケ浜、6勝1敗、34枚)
野田(藤島、6勝1敗、36枚)
麒麟龍(二所ノ関、6勝1敗、41枚)
大雄翔(追手風、6勝1敗、45枚)
大皇翔(追手風、6勝1敗、45枚)
米沢龍(境川、6勝1敗、50枚)
【三段目】
豪聖山(武隈、6勝1敗、54枚)
矢後(押尾川、7戦全勝=序二段優勝、87枚)
天(錣山、6勝1敗、57枚)
碇潟(伊勢ノ海、6勝1敗、57枚)
若輝元(錣山、6勝1敗、59枚)
古田(二所ノ関、6勝1敗、59枚)
赤虎(式秀、6勝1敗、62枚)
雷鵬(伊勢ケ浜、6勝1敗、63枚)
流武丸(武蔵川、6勝1敗、67枚)
柏葉(伊勢ノ海、6勝1敗、66枚)
関本(阿武松、6勝1敗、67枚)
【序二段】
大喜翔(追手風、7戦全勝=序ノ口優勝、100枚)
蒼富士(伊勢ケ浜、6勝1敗、71枚)
月岡(二子山、6勝1敗、71枚)
豪ノ勝(武隈、6勝1敗、81枚)
若雷(雷、6勝1敗、80枚)
有瀬(時津風、6勝1敗、80枚)