【春場所新番付】新横綱・豊昇龍、昇進直後の単独横綱は戦後2人目/三役以上編

【春場所新番付】新横綱・豊昇龍、昇進直後の単独横綱は戦後2人目/三役以上編

日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

横綱には、第74代として昇進した豊昇龍(25=立浪)が東に就いた。21年名古屋場所後の照ノ富士以来となる新横綱。その照ノ富士が先場所中に引退したことで一人横綱として土俵に上がる。昇進直後の場所で1人横綱は曙に次いで戦後2人目、昭和以降でも玉錦を含めて3人目と極めて少ない。立浪部屋からの新横綱は、86年名古屋場所後の双羽黒以来。モンゴル出身の新横綱は照ノ富士以来6人目で、外国出身力士としては8人目。初土俵以来所要42場所は歴代5位のスピード昇進だ。

豊昇龍は自身初の綱とり場所だった初場所で、優勝決定ともえ戦を制して12勝3敗で優勝。今場所では自身初の2場所連続優勝と、3度目の賜杯を狙う。

大関陣は東が大の里(24=二所ノ関)、西が琴桜(27=佐渡ケ嶽)となった。大関として3場所目の大の里は、関脇で優勝した昨年秋場所以来、自身3度目の優勝を狙う。大関7場所目の琴桜は自身初のかど番。綱とりが懸かった先場所では序盤に5連敗を喫するなど、5勝10敗と大きく負け越した。今場所で捲土(けんど)重来を期す。

関脇は東に大栄翔(31=追手風)、西には王鵬(24=大嶽)が初めて就いた。大栄翔は3場所連続の関脇で、三役は5場所連続となった。先場所では優勝決定ともえ戦を行った王鵬は初の三役。新関脇は24年名古屋場所の大の里以来。大嶽部屋からの新関脇、新三役は、現師匠(元十両大竜)が継承してからともに初めて。東京都出身の新関脇は97年秋場所の栃東以来戦後9人目、同出身の新三役は22年九州場所の翔猿以来戦後15人目となった。

小結は、東には霧島(28=音羽山)が23年初場所以来となるこの地位に戻った。三役は2場所ぶり。大関経験者ながら初場所では2年半ぶりに平幕へと番付を落とし、初日から3連敗と出だしでつまずいたが、その後白星を重ねて11勝を挙げた。西の阿炎(30=錣山)は2場所連続での小結となる。

大相撲春場所は3月7日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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