【春場所新番付】新入幕・安青錦は最速タイの昇進 ウクライナ出身力士が快進撃/平幕以下編

【春場所新番付】新入幕・安青錦は最速タイの昇進 ウクライナ出身力士が快進撃/平幕以下編

日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。平幕以下の関取衆の番付をみてみよう。

平幕最上位の前頭筆頭には、東に若隆景(30=荒汐)、西は若元春(31=荒汐)と兄弟で並んだ。先場所は弟若隆景が小結、兄若元春は関脇だったが、いずれも負け越して番付を落とした。

東の2枚目豪ノ山(26=武隈)は、昨年夏場所以来となる2度目の自己最高位。大阪府出身の力士として、ご当所場所で初の三役を狙う。西の2枚目は千代翔馬(33=九重)も自己最高位タイ。17年夏場所以来となる番付で、さらなる活躍を期す。

唯一の新入幕が東前頭15枚目の安青錦(20=安治川)だ。現師匠(元関脇安美錦)が部屋を創設して以来初の幕内力士となる。ウクライナからは24年九州場所の獅司以来2人目。初土俵から所要9場所での入幕は、常幸龍と尊富士に並び1位のスピード昇進となる。

再入幕は獅司(28=雷)、竜電(34=高田川)、佐田の海(37=境川)、朝紅龍(26=高砂)、白熊(25=二所ノ関)の5人。白熊は3場所ぶり、それ以外の4人は2場所ぶりの幕内復帰となる。

十両昇進力士は5人。そのうち新十両は3人で、西11枚目の若ノ勝(21=常盤山)、東14枚目の大辻(21=高田川)、西14枚目の草野(23=伊勢ケ浜)が新たな関取に出世した。

若ノ勝は、常盤山部屋からは21年春場所の貴健斗以来となる新十両で、栃木県出身では24年名古屋場所の生田目以来戦後11人目。大辻は高田川部屋からは23年初場所の湘南乃海以来で、兵庫県出身では18年九州場所の極芯道以来戦後35人目。草野は伊勢ケ浜部屋からは24年初場所の尊富士以来で、熊本県出身では23年名古屋場所の輝鵬(現川副)以来戦後37人目、日大出身では尊富士以来59人目の新関取となった。

再十両は東12枚目の日翔志(27=追手風)と西13枚目の風賢央(25=押尾川)の2人。日翔志は23年九州場所以来、風賢央は24年夏場所以来の十両復帰を果たした。

大相撲春場所は3月7日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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