アプリリアのホルヘ・マルティンが、トレーニング中に左手を骨折したため、開幕戦タイGPを欠場することが決まった。
2024年にプラマックで初のMotoGPチャンピオンとなったマルティン。今季からアプリリアへ移籍し、新たな挑戦を始めるはずだったが、開幕前から厳しい状況に陥っている。
セパンで行なわれた今季最初のプレシーズンテストで、マルティンは1日目にハイサイドによってクラッシュ。そこで右手と左足を骨折してしまい、テストを欠場しなくてはならなかった。
骨折後、マルティンはすぐにスペインへと戻り、右手の手術を受けた。この怪我により、タイ・ブリーラムで行なわれた2度目のテストも欠場している。
そうして出鼻をくじかれたマルティンだったが、開幕戦タイGPには間に合うと見られてきた。実際にmotorsport.comの調べでは、マルティンの回復は順調であり、25日(火)にはタイに現地入りする予定だと分かっている状況にあった。
しかし24日(月)に状況は一変。マルティンがトレーニング中に左手を骨折してしまったと明らかになった。左手は手術が必要で、開幕戦タイGP欠場が決まったと、アプリリアが発表した。
なおマルティンの代役には、テストライダーのロレンソ・サヴァドーリが起用される。
「ホルヘ・マルティンはトレーニング中に、左手の橈骨の複雑骨折と手根骨の一部骨折、及び左足踵の骨折を負った。診察の結果、手術を受けることが決定し、明日バルセロナのデクスセウス病院で頭骨と左舟状骨の骨折を安定化させるオペが行なわれる」
「マルティンはタイGPを欠場することになり、回復に要する時間は術後に判明するだろう」
「タイGPでは、ロレンソ・サヴァドーリがマルティンの代役となる」