2025年MotoGPタイトル最有力候補はマルク・マルケス!? ライバルたちはバニャイヤ以上に警戒

2025年MotoGPタイトル最有力候補はマルク・マルケス!? ライバルたちはバニャイヤ以上に警戒

MotoGPは2月28日にタイで2025年シーズンが開幕する。ライダー達からは今シーズンのタイトル候補について、ドゥカティのマルク・マルケスを有力視する声が多い。

開幕前最後のブリーラムテストを終えたあと、MotoGPは参加ライダーに対して、2025年のタイトル最有力候補と考えているのは誰か? という質問をぶつけた。

そして、ここで多くのライダーが支持したのは、今年からドゥカティファクトリーチームへ移籍した8度のチャンピオンであるマルク・マルケスだった。

マルケスはブリーラムテスト2日目、1分28秒855のトップタイムをマーク。これは昨年のタイGPでドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが記録したコースレコード、1分28秒700に迫る好タイムだった。

そしてそれ以上に重要だったのは、レース距離である23周を好ペースで走り切ったことだ。1周でも速さがあり、そしてレースシミュレーションでも好ペースを発揮できているとなれば、有力視されるのも当然だろう。

「僕だよ僕。当然ね」

そう答えたのは、マルケスのチームメイトであるフランチェスコ・バニャイヤだ。昨年はホルヘ・マルティン(今年からアプリリアへ移籍)に敗北し2位に終わったバニャイヤとしては、今年はタイトル奪還が至上命題……新入りのマルケスに負けるつもりは毛頭ないということだろう。

しかし、バニャイヤではなくマルケスを支持する声はそこから相次いだ。ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)、ジョアン・ミル(ホンダ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)……次々とマルケスへと票が入っていった。

また多くのライダーに共通していたのは、ドゥカティファクトリーチームのふたりを有力視する声だ。

一方でドゥカティファクトリーを今から上だと認めてはいないライダー達も当然存在する。

テストで好調な走りを示したフランコ・モルビデリ(VR46)は自分こそが候補としており、KTMのブラッド・ビンダーも自らがタイトル候補だと主張した。

なお最有力視されたマルケス本人は、チームメイトのバニャイヤに加え、ドゥカティ陣営の“ハウスメイト”である弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)を挙げた。

最終的な投票結果は、マルケスに14票、バニャイヤには11票が入った。このライダー達の意見どおり、ドゥカティファクトリーチームによる頂上対決になるかどうかどうかは、シーズン開幕後に徐々に明らかになってくるだろう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次