フェブラリーステークス2025
[GⅠフェブラリーステークス=2025年2月23日(日曜)4歳上、東京競馬場・ダート1600メートル]
今年のGⅠが開幕。昨年のフェブラリーSはプレゼンターとして来場した柔道の阿部一二三、詩の〝誕生日決着〟で150万超馬券となったこともあり、まずは当日の表彰式プレゼンター・波瑠(6月17日生まれ)をマークしておきたい。
波瑠はアーモンドアイが牝馬3冠を達成した2018年の秋華賞でもプレゼンターとして来場。6枠(アーモンドアイ)ー7枠(ミッキーチャーム)ー1枠(カンタービレ)の誕生日であっさり決着した。今回も枠番、馬番の「6」「1」「7」には一定の警戒が必要だろう。杉山晴(はる)紀厩舎の2頭、1枠1番のエンペラーワケア、8枠15番のガイアフォースにも注意を払いたい。
一方、レース当日の2月23日は天皇誕生日。フェブラリーSが天皇誕生日に行われるのは令和になってこれが2度目で、2020年(令和2年)以来のこととなる。
では20年のレース結果はどうだったのか。1着は6枠12番のモズアスコットが1番人気に応えたが、2着に16番人気の8枠15番ケイティブレイブが入り、波乱の決着に。3着は5枠9番、3番人気のサンライズノヴァで3連単は46万超馬券となった。ここで気になるのはサンライズ冠の馬が今年も出てきているということ。サンライズは「日の出」を意味し、皇室を連想させるからで、〝5年ぶり2度目の天皇誕生日フェブラリー〟は、6枠12番サンライズジパングが馬券になるということなのか。
また、杉山晴調教師(12月24日生まれ)と横山武ジョッキー(12月22日生まれ)のコンビも〝皇室関連レース〟には強い組み合わせ(両者で平成天皇誕生日をサンドしている)のため、ここでもエンペラーワケアが浮上する。シンプルに天皇誕生日と同じ誕生日の横山典が騎乗するアーテルアストリアが激走するというシナリオもあろう。
以上を踏まえてなお、当欄で最も注目したいのは今年8歳となった実績馬、3枠6番のメイショウハリオだ。同馬の馬名の由来は「冠号+世界一速いハリオアマツバメ」。先日、プロ野球ヤクルトのマスコット・つば九郎の担当者が亡くなったニュースが発表されたばかりとあって、さすがに「ツバメ」の名前がついた同馬を応援せざるを得ない。
メイショウハリオは波瑠の誕生月の「6」でもあることから、6番を軸に1番エンペラーワケア、7番サンデーファンデー、12番サンライズジパングへ。さらにはつば九郎の背番号は「2896」のため、2番タガノビューティー、6番メイショウハリオ、8番ドゥラエレーデ、9番コスタノヴァの4頭3連単ボックスも押さえておきたい。