見取り図・盛山、初のフットボールフェス開催! 目標は「100年続くクラブづくり」

 見取り図の盛山晋太郎さんが、自身が“監督”を務めている草サッカーチーム『もりちゃんずユナイテッド』主催のフットボールフェスティバル『もりちゃんずフットボールフェス2025』が、17日(日)に東京都のアリーナ立川立飛で開催される。

 盛山さんにとって、主催のフットボールイベントは初。今回、イベントを開催するにあたって、吉本興業の先輩であるナインティナインの矢部浩之さんの存在が大きかったとのことで、「矢部さんが子どもたち、未来のサッカーに向けて『やべっちカップ』を過去ずっとやられている。僕らはもっと大人、僕みたいにまったくサッカーをやっていなくても、大人なってからサッカーにハマる人もたくさんいると思うので、そのゲートウェイ的な存在でありたいなと思って企画しました」とインスピレーションを得ながら、別のターゲットに向けての取り組みもしたかったと話す。

 もりちゃんずユナイテッドは2022年から始めた“新興”チームではあるものの、ユニフォームやエンブレムもこだわって作り、立ち上げから3年で一気に知名度も得た。「サッカー番組に出させてもらったり、サッカー系のお仕事で、いろいろなスタジアムに行かせてもらっています。日本代表戦を国立競技場に見に行ったとき、少年たちがワーッとめっちゃ来てくれて。『昨日得点決めました』とか、めっちゃ報告してくれるなと。これも悪い癖か、『頑張ってプロになってね』って頭撫でたりして。まるで日本代表のOBやったかのように。そういうのはうれしいですね」という盛山さん。

「サッカーについてのゲートウェイ的な存在でありたい」とは以前から、度々口にしているが、「ディープなところは詳しい人にやってもらって、おっさんが楽しんでいる姿を見てほしいですね。僕はサッカー関係者ではないですし、好きになるきっかけが『あの人カッコいい』とかでもいいと思うんですよ。ただ、それを許さない人もいる。でも、来てくれること、関心を持ってもらうことが、応援しているチームのためになると思うので、入口に入ってもらうための存在でありたいですね。チームにはカッコいい人なんていないですけど、去年はセレッソ大阪vsもりちゃんずユナイテッドをヨドコウでやらせてもらったんです。その時はお笑いの人も結構来てくれて。『初めてヨドコウに来たけど、面白かった』とか言ってくれたらうれしいですね」と、気軽にサッカーを楽しむ人たちの後押しをしたいと続ける。

 フェスではエキシビションマッチとしてもりちゃんずユナイテッド以外にも豪華なメンバーが参加。相方のリリーさん率いる、こちらも芸人チームとなる『AC LILY』、柿谷曜一朗さんや安田理大さんをはじめ、元日本代表選手も参加する『Jレジェンズ』、サッカー好きの中務裕太さん(GENERATIONS)などが加わる『LDH ESPERANZA』だ。「ちょっとガチの人集め過ぎちゃうかと。主催のもりちゃんずが初戦敗退あり得るじゃないかという恐怖もありますね」と、開催前からビビる素振りを見せる盛山さんだが、「一番のかませ犬です。急造チームに負けていたらダメ。リリーなんてサッカー一切してないですから」と、相方のチームにだけは絶対に負けないと意欲を見せ、「(Jレジェンズの)太田宏介さんも近藤岳登さんも吉本の後輩なんで、普通に吉本ルールで『頼むで』」と、あらゆる手を使って勝利を目指すつもりのようだ。

 盛山さんは最近、雑誌の企画で大幅なスリムアップも実現。ピッチ上でも好影響が出そうだが、「いやでも87キロとかですよ、今。普通のサッカー選手じゃありえないですよ。(アーリング)ハーランドとかだったらいいですけど。しかも今回はフットサルですから」と渋い表情。ただ、「1得点決めたいですね。むちゃくちゃ泥臭い、むっちゃブサイクでもいいから1点決めたいです。たまたま団子になってボールがお尻に当たって入ったとかでもいい。記録として得点1をつけたいです」と得点への意欲を燃やす。

 イベントは“フェス”のため、もちろん試合以外にも来場者を盛り上げる仕掛けを用意している。“本業”である漫才では見取り図以外にもEXITやコットン、ナイチンゲールダンスなどのステージがあり、アーティストによるステージパフォーマンスのほか、キッチンカー、グッズ販売なども行う。「芸人もお客さんも楽しんでほしいです。パフォーマンス勢は圧巻だと思いますし、LDHのファンの方もサッカーをしているところはあまり見られないと思うので、THEフェスといった感じでやりたいです」と意気込む。

 今回はもりちゃんずユナイテッド初の主催イベントとなるが、もちろん今後も見据えているようで、「マジカルラブリーの野田さんがクリスタルジムでやっていて。もりちゃんずユナイテッドもクラブハウスを作ってほしいですね、吉本興業に。岡本(昭彦)社長にお願いしようと思います。JFAの夢フィールドのような。大きく言うのは自由ですから1年通してリーグ戦とかやったら、めっちゃ面白いですよね。事務所対抗戦とか」と、この先の野望を語り、「100年、200年、もりちゃんずユナイテッドが続いてほしいですね。だからエンブレムに『Since2022』と付けましたし、自分の顔も入っているので。100年後の若い人が『こういう人がいたんだ』って思い返してもらえるようなチームにしていきたいです」と、本気で草サッカーを続けて歴史を積み上げていきたいと力強く語ってくれている。

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