FIFAクラブワールドカップ2025・準々決勝が出揃ったことを受け、データサイト『OPTA』によるスーパーコンピューターが同大会の優勝クラブを予想した。
6月14日に開幕したクラブW杯はグループステージを終え、決勝トーナメント1回戦となるラウンド16も終了し、ベスト8に進出した8クラブが出揃った。これを受け、『OPTA』のスーパーコンピューターによる最新の1万回のトーナメントシミュレーションが行われた。
ラウンド16が開催される前に行われたスーパーコンピューターによるシミュレーションでは20.6％の確率でパリ・サンジェルマン（PSG）を優勝候補と予想していた一方で、チェルシーの決勝進出確率は21.2％、優勝確率は10.4％と予測されていた。
しかし、ラウンド16でマンチェスター・シティやインテルなどが敗退したことにより、準々決勝でパルメイラスと対戦するチェルシーは、準決勝ではアル・ヒラル対フルミネンセの勝者と対戦する組み合わせとなったため、この優勝予想にも変動があったようだ。
最新のシミュレーションによると、チェルシーの決勝進出確率は57.9％に跳ね上がり、優勝候補とされていたPSGの決勝進出確率26.8％を大きく上回ることとなり、優勝確率でも26.8％のチェルシーが、24.9％のPSGを上回り、優勝候補筆頭に浮上することとなった。
これはスーパーコンピューターがチェルシーの勝ち上がりの方が、PSGが勝ち上がるよりも簡単だと判断したことによるもので、PSGは準々決勝でバイエルンに勝利した後に、準決勝ではドルトムントとレアル・マドリードのいずれかに勝利する必要があることが大きな要因となっているようだ。
なお、これらの数字はあくまでもスーパーコンピューターによる予測であり、どのクラブにも優勝するチャンスはあるはずだが、果たしてこの予測はどれほど一致するのだろうか。
準々決勝に駒を進めている8クラブの準決勝、決勝に進出する可能性に加え、優勝する確率は以下の通り。
※カッコ内の数字は左から準決勝進出確率／決勝進出確率／優勝確率
1位 チェルシー（74.8％／57.9％／26.8％）
2位 パリ・サンジェルマン（57.7％／35.6％／24.9％）
3位 レアル・マドリード（59.7％／27.1％／16.9％）
4位 バイエルン（42.3％／23.3％／14.8％）
5位 ドルトムント（40.3％／14.0％／7.6％）
6位 アル・ヒラル（59.8％／18.9％／4.3％）
7位 パルメイラス（25.2％／13.7％／3.0％）
8位 フルミネンセ（40.2％／9.5％／1.5％）
