リヴァプールに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。12日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
プレミアリーグ連覇を目指すリヴァプールは今夏の移籍市場でオランダ代表DFジェレミー・フリンポンを獲得し、退団したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(現:レアル・マドリード)の後釜を確保。さらにレヴァークーゼンからドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、ボーンマスからハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズの加入も有力視されている。
一方で、複数の既存戦力に売却の可能性が浮上しており、すでにアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーはブレントフォードへ完全移籍。ヌニェスも退団候補に数えられており、その去就には注目が集まっている。2022年夏に最大1億ユーロ(約165億円)と報じられた移籍金で加入した25歳のストライカーはここまで公式戦通算143試合で40ゴールをマークしているが、絶対的な存在とはなれておらず、今シーズンはベンチスタートの日々が続いた。
報道によると、ヴィルツの移籍金がプレミアリーグ史上最高額の1億5000万ユーロ(約248億円)に上る可能性が高いことから、リヴァプールは資金捻出のためのヌニェス売却に前向きとのこと。1月にはアル・ナスルからの6000万ポンド(約117億円)のオファーを拒否したが、今夏の移籍市場では他クラブとの取引に応じる構えだという。すでにサウジ・プロフェッショナルリーグの複数クラブがリヴァプールと接触し、獲得の可能性を模索しているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ヌニェスが今夏にリヴァプールを退団するのは確実と強調しつつ、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが1月から関心を継続していると指摘。また、セリエAを制覇し、今夏にベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネを獲得したナポリもヌニェスをリストアップしており、近日中にクラブ間での協議が行われる予定だという。
なお、ヌニェス自身は現時点であらゆる選択肢を検討しており、サウジアラビアとヨーロッパ双方の移籍に対してオープンな姿勢だという。