バルセロナがエスパニョールに所属するスペイン人GKジョアン・ガルシアの獲得に近づいているようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在24歳のJ・ガルシアは2016年夏にエスパニョールの下部組織へ加入し、2021-22シーズンにトップチームデビューを飾った。昨シーズン途中から正GKに定着すると、今シーズンはラ・リーガ全試合にフル出場し、8つのクリーンシート(無失点試合)を達成。現行契約は2028年6月末まで残されているが、プレミアリーグを中心に複数のクラブが獲得に興味を示すなど、今夏の移籍市場における“注目株”となっている。
スペイン代表GKダビド・ラヤの競争相手を探すアーセナルや、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの退団が囁かれているアストン・ヴィラからの関心が明らかになっていたJ・ガルシアだが、新天地の最有力はバルセロナだという。
報道によると、バルセロナはJ・ガルシアの獲得についてエスパニョールと合意に達しており、最終承認が得られ次第、2500万ユーロ(約41億円)に設定された契約解除金の支払い手続きを開始する見込みとのこと。来週中にもクラブ間での手続きが完了し、同選手は2030年6月末までの5年契約にサインするようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、J・ガルシアはバルセロナと契約締結間近と伝えている。
バルセロナにはドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーが在籍。仮に両選手が残留し、J・ガルシアが加入するとなれば、実力者3名による極めてハイレベルな正GK争いが繰り広げられることとなる。