マンチェスター・ユナイテッドがブレントフォードに所属するカメルーン代表FWブライアン・ムベウモに関心を寄せているようだ。2日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。
2024-25シーズンはプレミアリーグを過去最低の15位で終え、ヨーロッパリーグ(EL)でも決勝で敗れるなど不本意な1年となったマンチェスター・ユナイテッド。ルベン・アモリム体制2年目での飛躍に向けて今夏の移籍市場では前線の補強に動いており、すでにウルヴァーハンプトン(ウルブス)に契約解除金の6250万ポンド(約121億円)を支払い、ブラジル代表FWマテウス・クーニャを獲得した。
今回の報道によると、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスやアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョに退団の可能性が浮上していることを考慮し、マンチェスター・ユナイテッドはさらなるアタッカーの補強を目論んでいるとのこと。以前から能力を高く評価し、アモリム監督のシステムや戦術への適応も見込めるムベウモが獲得候補として浮上しており、ブレントフォードとの交渉に向けた準備を進めているようだ。
ブレントフォードはオファー次第で今夏のムベウモ売却に踏み切るものと見られており、移籍金は6000万ポンド(約116億円)以上になる見込みと報じられている。現時点でプレミアリーグの複数のクラブが関心を寄せている模様だが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や『アスレティック』のデイビット・オーンスタイン記者によると、選手本人はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を希望しているようだ。
現在25歳のムベウモはトロワの下部組織出身で、2018年夏にトップチームへ昇格した。1年後にはブレントフォードへ完全移籍加入し、右ウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦通算242試合で70ゴール51アシストをマーク。在籍6年目の今シーズンはプレミアリーグで得点ランキング4位タイの20ゴールを挙げた。
なお、マンチェスター・ユナイテッドはセンタフォワード(CF)の補強も画策しており、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュやライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコらに関心を寄せているようだ。