サンダーランドに所属するU-21イングランド代表MFジョーブ・ベリンガムはドルトムントへの移籍を希望しているようだ。2日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
レアル・マドリード所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムを兄に持つジョーブは、2005年9月23日生まれの現在19歳。バーミンガムの下部組織出身で2021-22シーズンにトップチームデビューを飾ると、2023年夏にサンダーランドへ活躍の場を移した。ボランチを主戦場にここまで公式戦通算90試合出場11ゴール4アシストという成績を残しており、今シーズンはチームのプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。
そんなジョーブはサンダーランドとの現行契約を2028年6月末まで残しているものの、ブンデスリーガの複数クラブが獲得に興味を示しており、今夏の移籍市場でのステップアップが噂されている。
報道によると、ライプツィヒやフランクフルトからも関心を寄せられているジョーブだが、かつて兄もプレーしたドルトムントへの移籍を希望しているとのこと。この旨はサンダーランドとドルトムントの双方にも伝達済みで、近日中にクラブ間交渉が本格化する見込みだという。すでにドルトムントのニコ・コヴァチ監督はクラブ幹部とともにサンダーランドを訪れており、セバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)は選手側との会談に臨んだようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者も、ジョーブがドルトムント加入を希望していると指摘。契約解除金は4000万ユーロ(約65億円)に設定されている模様だが、ドルトムントは3000万ユーロ(約49億円)程度で獲得できると考えているようだ。