全体3位指名権を持つジャイアンツ、コロラド大学QBサンダースをプライベートワークアウトに招待へ

全体3位指名権を持つジャイアンツ、コロラド大学QBサンダースをプライベートワークアウトに招待へ

2025年NFLドラフト全体3位指名に関しては、何やら興味深い動きがありそうだ。

現地14日(月)、ドラフト全体3位指名権を保有しているニューヨーク・ジャイアンツが木曜日にコロラド大学のクオーターバック(QB)シェドゥーア・サンダースとプライベートワークアウトを実施する予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

ジャイアンツはサンダースについて多くの調査を進めており、4月4日に実施されたコロラド大学のプロデーにも大人数のスタッフを派遣していたと、ペリセロは指摘している。そして、ジャイアンツは4月24日(木)からウィスコンシン州グリーンベイで開催されるドラフトの1週間前に、さらに詳細な確認を行う予定だ。

2025年ドラフトでマイアミ大学のキャム・ウォードの次に指名されるクオーターバックと見なされているサンダースは、どのチームに指名されるかという点で最も興味深い候補生の1人となっている。サンダースはすでに、ドラフト全体2位指名権を持つクリーブランド・ブラウンズと、全体21位指名権を持つピッツバーグ・スティーラーズを訪問してきた。そうした中、QBデレック・カーが深刻な肩のケガに対処していることから、全体9位指名権を持つニューオーリンズ・セインツも有力な指名先となっている。サンダースは今週に全体6位指名権を保有するラスベガス・レイダースも訪問する予定だ。

ドラフト全体1位指名権を持っているテネシー・タイタンズはウォードを指名するという見方が広まっている。ブラウンズはデショーン・ワトソンと契約しているものの、ワトソンはケガの影響で今シーズンを棒に振る可能性が高い。そのため、チームはベテランのジョー・フラッコとケニー・ピケットを加えたが、サンダースの指名も選択肢の1つとなり得る。

長期的にチームの将来を担うクオーターバックを必要としているジャイアンツは最近、ベテラン選手のラッセル・ウィルソンやジェイミス・ウィンストンと契約した。しかし、ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンやヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールは3月に行われた年次リーグミーティングで報道陣に対応した際に、ドラフトでクオーターバックを指名する可能性を否定していなかった。

サンダースはコロラド大学での最終学年に驚異的な成績を残し、13試合に出場してパス成功率74%、4,134ヤード、タッチダウン37回を記録。

サンダースがジャイアンツに加入する可能性があるだけでも、ドラフトの面白みは増すだろう。ジャイアンツは本当にドラフト全体3位でサンダースを指名するのだろうか? サンダースの順位が下がった場合、ジャイアンツがトレードして再び1巡目で指名することはあるのだろうか? それ以外にも、ジャイアンツがトレードの価値を高めるために、この指名に興味を持たせようとしている可能性もある。

グリーンベイへの道のりは熱を帯びてきた。

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