FA女子リーグカップは15日に決勝を行った。チェルシーウィメンがマンチェスター・シティウィメンに2-1で勝利し、3度目の優勝を果たした。チェルシーはFW浜野まいかが途中出場し、シティはMF長谷川唯、FW藤野あおば、GK山下杏也加が先発出場。今年1月にシティに加入したMF大山笑美はベンチ入りしていた。
チェルシーは前半8分に先制。FWマイラ・ラミレスが敵陣に入り、PA中央でシュートを放つも、GK山下のセーブに遭う。だが、シティ守備陣の足に当たったボールがそのままゴール前に転がると、再びラミレスがゴールに押し込んだ。前半はチェルシーが1-0のリードで折り返した。
追いつきたいシティは後半19分に同点に成功。決めたのは藤野だ。中盤でボールを受けてドリブル開始。PA右の隅まで運びきると、渾身の右足シュートを放つ。鋭い弾道がゴールを突き刺し、試合は1-1と振り出しに戻った。
チェルシーは後半29分に交代カードを切り、浜野がピッチに入った。すると3分後に試合が動く。右サイドからラミレスがクロスを上げると、長谷川のオウンゴールを誘発し、勝ち越しに成功した。ゴール前のピッチ環境が悪かったこともあり、長谷川はボールをコントロールしきれず、自陣へのゴールを見届けて悔しさを露わにした。
チェルシーはそのまま逃げ切り、2-1で優勝。浜野が優勝の歓喜を味わった。シティは山下と長谷川がフル出場し、藤野は後半36分で途中交代。大山の出場はなかった。