金鯱賞2025[GⅡ金鯱賞=2025年3月16日(日曜)中京競馬場、芝2000メートル(4歳上)]
<栗東トレセン>タップダンスシチー(03~05年)以来となる金鯱賞史上2頭目の3連覇を狙うプログノーシス。福永助手は「有馬記念はスタートで遅れてしまいましたし、距離も長いように感じられました」と前走の敗因を分析した上で「GⅡとなれば実績は上位ですし、ここは条件の合ったレースなので、7歳となった今年も課題のスタートを決めて、いいレースをしてくれることを期待します」と記録達成を見据えた。
中内田厩舎からはクイーンズウォークもエントリー。「帰厩後の乗り込みは順調。少しふっくら見せる体つきも今週の調整を終えて態勢は整ってくるとみています。牡馬の強い馬たちが相手とはなりますが、この馬本来の走りができれば」と福永助手の感触はこちらも上々だ。
昨秋にエリザベス女王杯2着→チャレンジC1着と復活を遂げたラヴェル。岡助手は「やや馬体に余裕があるように映る点も、ひところの細いイメージがなくなって随分と馬がしっかりとした印象を受けます」と成長を実感し、「折り合い面で進境を見せて調整がやりやすくなっていますし、これからの活躍へ向けてここもいいレースができれば」と期待を寄せた。
<美浦トレセン>今年初戦の中山金杯で2番人気に推されるも9着に敗れたホウオウビスケッツ。奥村武調教師は「中京では以前大惨敗していい印象はありませんが、当時とは馬が違いますからね。毎回前には行っていますが、逃げなきゃいけないという馬でもないので」と巻き返しを期す。
キングズパレスは鞍上が佐々木に替わる。最終追い切りではブリンカーを装着し、「そこまで力みもせず、いい意味で敏感になって反応も良くなりました。右へのモタれも矯正されてプラスに出ていそうです。どこまでポジションを取っていけるかですね」(佐々木)。