ルイス・ハミルトンは、長年在籍し好成績を残したメルセデスF1を昨年限りで離れ、今季からフェラーリに新天地を求めた。そのハミルトンは今季からチームメイトとなったシャルル・ルクレールの働きぶりに感銘を受けたと語った。
ルクレールは今年でフェラーリ在籍7年目。今季加入のハミルトンは、セバスチャン・ベッテル、カルロス・サインツJr.に次ぐ、フェラーリで3人目のチームメイトとなる。
オーストラリアGP開幕前の記者会見に応じたハミルトンは、ルクレールについてどう思うか? と尋ねられた。するとハミルトンは「彼の素敵な髪の毛以外でかい?」と冗談を言いつつ、次のように語った。
「一番驚いたこと……それは彼の仕事に対する姿勢だと思う。本当に素晴らしいんだ」
そうハミルトンは語った。
「(以前は)知る由もなかった。密室で何が行なわれているのか、分からないからね」
「当然、ドライバーたちはみんな一生懸命働いている。でもそれぞれ異なるやり方があり、最高のパフォーマンスを発揮する方法も異なる」
「彼の仕事に対する取り組み方は、僕のとあまり変わらない。だから、とても興味深いよ。若者が、一生懸命に頑張っているのがよく分かる」
「彼は明らかにチームに長くいる。彼にとっては2番目のチームだ。彼が以前のチームにいたのは短期間だったけど、フェラーリでは素晴らしい時間を過ごしている」
「彼はまさにミスター・フェラーリだ。彼と一緒に仕事ができるのは本当に素晴らしいし、今年一緒に仕事できることを本当に楽しみにしている」
この会見には、昨年までフェラーリに在籍し、今季からウイリアムズに移籍したサインツJr.も同席していた。そのサインツJr.もルクレールについて、次のように語った。
「彼の才能とスピードについては、話す必要もないと思う。誰もが知っていると思うからね」
そうサインツJr.は語った。
「彼は素晴らしい仕事をしていると思うし、フェラーリが最近成長してきたことの一部も、彼によるものだと思う。そういう意味で、フェラーリのとっての素晴らしいアンバサダーだ。それに、彼は素晴らしい仕事をしている」
「ドライバーとしてだけでなく、人間としても彼はこの数年ずっと成長してきた。そしておそらく今は、彼のキャリアにおいて素晴らしい時期のひとつと言えるだろう。彼は成熟し、快適な環境にいる。勝つ準備だってできているはずだ。だから、彼が今年何をするのか、興味深いね」
