阿炎(奥)が寄り切りで千代翔馬に敗れる=エディオンアリーナ大阪
大相撲春場所4日目(12日、エディオンアリーナ大阪)平幕千代翔馬(33)は小結阿炎(30)を寄り切り2勝目を挙げた。5日目は新横綱豊昇龍戦。「横綱が入門する前から幕内にいた。勝っても負けても、自分の相撲を取りたい」と意気込んだ。
敗れた阿炎は初黒星を喫し、「いろんなことを警戒して考えすぎた。相手が速かった。中に入られたら自分は弱い」と反省した。
NHKでテレビ解説を務めた境川親方(62)=元小結両国=は千代翔馬について「嫌らしい相撲を取る力士なので対戦相手からするとやりづらいのかも分かりせんね」と指摘していた。
■境川 豪章(さかいがわ・ひであき)本名・小林秀昭。昭和37(1962)年7月30日生まれ。長崎市出身。日大相撲部から昭和60年春場所に幕下付け出しで初土俵。62年名古屋場所新小結。平成5年初場所前に現役引退し、年寄「中立」を襲名。10年5月に出羽海部屋から独立して部屋を設立。15年1月に年寄「境川」を襲名し、部屋名称も変更。大関豪栄道や関脇妙義龍らを育てた。